国内旅行に魅了されて、47都道府県での旅行を制覇した旅好きです。
国内旅行好きの皆さまは、一度は「47都道府県制覇」を夢見たことがあるのではないでしょうか?
あるいは、すでに47都道府県制覇したお仲間もいらっしゃるかもしれません(大歓迎です!)。
この記事では、私が47都道府県制覇した道のりをご紹介すると共に、日本全国の魅力や47都道府県制覇に役立つ情報をまとめます。
また、47都道府県を巡る中で一人旅の楽しさを知った経験から、一人旅事情も合わせてご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
47都道府県の制覇を目指している方、47都道府県の魅力を知りたい方、一人旅に挑戦してみたい方のお役に立てれば幸いです。
目次
47都道府県制覇の道のり
これから47都道府県の制覇を目指す方の中には「47都道府県制覇の定義は?」「どうやったら47都道府県制覇できるの?」などの疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、47都道府県制覇の概要や楽しみ方をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
47都道府県制覇の定義とは?

47都道府県制覇といっても、何をもって制覇というのか定義に迷いますよね?
私はあくまでも趣味で旅行しているので、その基準は自分の中で勝手に決めました。
47都道府県制覇は「旅行」が目的なので、ただ通過しただけ・降り立っただけではカウントしていません。
47都道府県制覇を進める中で、自然に決まった主なマイルールは以下の通りです。
基本的には、この基準をすべて満たしたときに「旅行完了」としています。
もちろん、在住歴があったり何度も訪れたりと濃密に過ごした都道府県もあれば、マイルールさえもギリギリ達成した都道府県もあります。
このように、47都道府県制覇は、お仕事などで厳密な定義がある場合でもなければ、自分の好きな基準をもとに言い張って良いのです。
47都道府県制覇を目指した理由

47都道府県制覇を達成するほど旅行好きになったきっかけは、他県の大学に進学したことです。
初めて訪れる地域の観光地めぐりが思いのほか楽しく、進学先以外にも近隣の都道府県に遊びに出かけるようになりました。
また、当時から”推し”がいたため、ライブや映画の舞台挨拶などに参加するため、他県に遠征するようになったのも大きな理由です。
大学卒業後は故郷で就職する予定であったため、「今のうちに近くの都道府県を旅行しよう」と思い始めました。
ある日、白地図に達成した都道府県部分だけ色付けできるサイト「白地図ぬりぬり」に出会い、利用してみたのです。
すると、「あれ?これいつか塗り終わるんじゃない?」と心躍ったのが、47都道府県制覇を目指すようになった最終的な理由です。
47都道府県の旅行先の決め方

47都道府県の旅行先は、先ほど「47都道府県制覇を目指した理由」でお話ししたように、まずは居住地に近く行きやすい場所から始めるのが良いでしょう。
また、余裕のある方は、SNSや旅行サイトで見つけた心惹かれる旅行先に出かけてみることです。
そのとき、できるだけ周辺の都道府県をまとめて回るようにすると、一気にたくさんの都道府県を巡れますよ。
たとえば、四国旅行の際は、2泊3日あれば4県すべてで旅行できます。
もちろん、旅行の目的に合わせてゆっくり観光したいスポットがある場合は、1つの都道府県に集中して楽しむのもアリです!
このように、行きやすい場所・行きたい場所から無理なく旅行を続けて、いつか47都道府県制覇をぜひ達成してみてくださいね。
47都道府県制覇の魅力

47都道府県制覇の最大の魅力は、日本中の絶景・グルメを発見できることです。
47都道府県を旅行する中で、良くなかった思い出が見つからないほど、どの都道府県も魅力にあふれています。
地域ごとにその土地ならではの自然・文化・雰囲気を体験できるため、新たな都道府県を訪れるときは、新鮮な経験を求めて好奇心がくすぐられます。
ここでは、そんな見どころ満載の47都道府県の中でも、特に旅行好きの皆さまにおすすめしたい自然・歴史・グルメスポットをご紹介します。
※ブログ主個人の感想が(大いに)含まれていることを、まずは断っておきますね。
美しい自然に癒される絶景スポット【5選】
吾妻小富士(福島県)

テレビCMに流れる海外のような、壮大な景色が眺められる吾妻小富士。
福島市を走る観光山岳道路「磐梯吾妻スカイライン」の道中にある東北屈指の景勝地です。
雄大な山々に囲まれた福島県らしい、息をのむほど大迫力の火山風景を楽しめます。
吾妻小富士は、今も火山活動が続く吾妻連峰のひとつで、その名の通り日本最高峰の富士山を思わせる美しく整った姿が魅力です。
「磐梯吾妻スカイライン」観光の拠点となる「浄土平」の駐車場から10分歩けば、吾妻小富士の巨大な噴火口を覗けます。

福島市街からは約1時間ほどとは思えないほど、大自然に囲まれた絶景を体験してみてはいかがでしょうか?
基本情報
- 住所:福島県福島市桜本
- アクセス:
【電車】東北自動車道「福島西IC」「福島飯坂IC」より約1時間
【車】福島駅より福島交通バスで約1時間 ※2025年1月時点では休止中。 - 駐車場:なし(近隣の市営駐車場を利用)
- 公式サイト:公式ホームページ「浄土平ビジターセンター」
新谷海岸(愛知県)

愛知県の三河湾に浮かぶアートの島「佐久島」。
おひるねハウス・イーストハウスなど、自然との融合を楽しめるアート作品が多い佐久島の中で、特に異彩を放っているのが「新谷海岸(にいやかいがん)」です。
世界でも珍しい”紫色の砂浜”を体験できる「新谷海岸」は、ムール貝やウチムラサキ(大あさり)のカケラが砂に混ざることで、紫色を作り出しているとのこと。
太陽の光により様々な紫色に変化する「新谷海岸」では、そこだけ別空間で過ごしているかのような、神秘的な空間を堪能できます。
また、都会から離れた島というだけあって、透き通ったきれいな海の色にも癒されますよ。

人気(ひとけ)も少なく静かな時間が流れる「新谷海岸」は、ゆっくり自分の時間を過ごしたい一人旅にもおすすめです!
基本情報
- 住所:愛知県西尾市一色町佐久島新谷
- アクセス:
「一色港」(西尾駅から路線バスで約30分)から「佐久島 東港」まで高速船で約25分
※新谷海岸までは「佐久島 東港」からレンタサイクルで約5分~10分 - 公式サイト:佐久島公式ホームページ「佐久島 癒しとアートの島」
鳥取砂丘(鳥取県)

鳥取県のシンボルであり、日本を代表する海岸砂丘である「鳥取砂丘」。
山脈で風化した砂が風によって日本海まで運ばれることで作り出された、自然のアートともいえる絶景です。
「鳥取砂丘」は、その独特な地形や珍しい砂丘植物が生息する学術的価値の高さから、国の天然記念物にも指定された貴重なスポットです。
見渡すと人が米粒のように小さく見えるほど広大な砂丘は、普段の悩み事がちっぽけに思えるほど雄大な自然に包まれる感覚を体験できますよ。
また、「鳥取砂丘」から徒歩5分ほどの距離にある「砂の美術館」も必見です。

砂を使ったダイナミックな彫刻を鑑賞できる、ここにしかないユニークな美術館を見学してみてはいかがでしょうか?
基本情報
- 住所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164-971
- アクセス:
【車】鳥取自動車道「鳥取IC」より約20分
【電車】JR鳥取駅より路線バスで約20分 - 公式サイト:公式ホームページ「鳥取砂丘ビジターセンター」
別府弁天池(山口県)

池の水が鮮やかなブルーに見えるほど透明度の高い湧き水を見学できる「別府弁天池」。
自然によるものとは思えないほど、この上なく美しい青い池です。
観光サイトで一目惚れしたスポットで、訪問前に勝手にハードルを上げてしまったのですが、それを超えるほど実物はさらに息をのむほどの絶景が広がっていました。
水底にある石の色が判別できるほど透き通っているため、”ベニマダラ”という赤い藻が生える箇所は、これまた鮮やかな赤色を楽しめます。

「別府弁天池」は、日本最大級のカルスト台地「秋吉台」の石灰岩から湧いている湧き水です。
特別天然記念物に指定されている「秋吉台」「秋芳洞」と合わせて観光すると、「別府弁天池」の魅力をより深く感じられるでしょう。
基本情報
- 住所:山口県美祢市秋芳町別府1578
- アクセス:
【車】宮古空港より約25分
【電車】JR於福駅よりタクシーで約10分 - 公式サイト:美祢市観光協会「秋吉台国定公園観光情報」
イムギャーマリンガーデン(沖縄県)

「イムギャーマリンガーデン」は、エメラルドグリーンの海とゴツゴツした岩礁がつくる、自然の造形美を満喫できる人気スポットです。
シュノーケリングや海水浴を楽しめるスポットとして知られており、子供から大人まで幅広い年齢層の方が楽しめます。
また、「イムギャーマリンガーデン」は、小高くなった岩肌に整備された遊歩道から、宮古島の美しい海を望める景勝地でもあります。

“宮古ブルー”の美しい海を拝みたい方には外せないスポットです。
駐車場から「イムギャーマリンガーデン」に向かうまでの緑生い茂る小道からも、宮古島の自然を体験してみてくださいね。
基本情報
- 住所:沖縄県宮古島市城辺友利605-2
- アクセス:宮古空港より車で約25分
- 公式サイト:宮古島観光協会公式情報サイト「Meets More MIYAKOJIMA」
日本の歴史・文化を学ぶ貴重な史跡【5選】
鶴ヶ城(福島県)

国内で唯一の「赤瓦」に覆われた”赤い天守閣”が見られる鶴ヶ城。
その珍しい外見は、低温・積雪にも耐えられるように、鉄分を多く含んだ釉薬で染められた、雪国ならではの事情があります。
鶴ヶ城は、そんな珍しい天守閣はもちろん、歴史的な背景にも注目です。
鶴ヶ城には、現代の日本の在り方に大きく影響を与えた「戊辰戦争」の舞台ともなった深い歴史があります。
1965年に再建され、現在は博物館として活躍している天守閣内は、鶴ヶ城や戊辰戦争の歴史を学べる展示が充実しています。

今もレトロな街並みが残る、鶴ヶ城の城下町・会津若松市内での散策も合わせて楽しんでみてくださいね。
基本情報
- 住所:福島県会津若松市追手町1-1
- アクセス:
【車】磐越自動車道「会津若松IC」より約15分
【電車】JR・会津鉄道「西若松駅」or JR「七日町駅前」より”まちなか周遊バス”「鶴ヶ城入口」下車徒歩約5分 - 公式サイト:公式ホームページ「会津 鶴ヶ城 Tsurugajo Castle」
佐渡金山(新潟県)

2024年7月に「佐渡島の金山」として悲願の世界遺産登録を果たし、再注目をあびる「佐渡金山」。
日本最大の金銀山である「佐渡金山」は、約400年もの金採掘の歴史がある貴重な史跡です。
山頂から金を掘り続けたために、山が真っ二つに割れたように見える「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」や、実際に金の採掘に使われていた坑道内など、当時の職人技や歴史を存分に体験できます。
また、佐渡島内に点在する、坑道跡や採掘施設など「佐渡金山」に関する史跡や展示も見どころです。

特に、当時は金銀の製錬所・選鉱場であった建物の遺構「北沢浮遊選鉱場跡」は必見です。
廃墟となった工場のコンクリート一面を植物がおおっている様子は、まるで映画「天空の城ラピュタ」の世界観のようであると話題になりました。
実際、日本の金銀採掘を支えていた荘厳な雰囲気はもちろん、風の音や鳥の嗚き声が耳に届くのどかな時間は、一人旅好きにもおすすめです。
基本情報
- 住所:新潟県佐渡市下相川1305
- アクセス:
新潟港から両津港までジェットフォイルで65分 or カーフェリーで2時間30分
両津港から車(レンタカー)で約1時間 or 路線バスで約1時間10分 - 公式サイト:公式ホームページ「史跡 佐渡金山」
以下の記事では、佐渡島在住歴もあるブログ主が佐渡の魅力を詳しく紹介しているため、ぜひチェックしてみてください。
元離宮二条城(京都府)

江戸時代に政治の実権を握っていた徳川家の拠点であり、現在は世界文化遺産にも登録されている「元離宮二条城」。
1867年には、徳川慶喜(幕府)が明治天皇(朝廷)に政権を返上した「大政奉還」が行われるなど、日本の歴史を語るには欠かせない重要な史跡です。
大政奉還が行われた「二の丸御殿」や、大規模修理を経て2024年9月に18年ぶりの一般公開が話題となった「本丸御殿」など、見どころが盛りだくさん。

「本丸御殿」では、皇室の離宮「二条離宮」としての足跡が残る建築の数々を見学できます。
京都旅行の際には、ぜひ古都・京都の歴史と文化を余すことなく体験してきてくださいね。
基本情報
- 住所:京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
- アクセス:
【電車】京都市営地下鉄「二条城前駅」徒歩すぐ
【車】名神高速道路「京都東IC」より約25分 - 公式サイト:公式ホームページ「世界遺産 元離宮二条城」
法隆寺(奈良県)

今から1,400年前に、「十七条憲法」「冠位十二階の制度」で有名な聖徳太子によって建立された法隆寺。
法隆寺の本堂にあたる「金堂」や、境内にそびえ立つ姿が美しい「五重塔」、法隆寺の正面玄関「中門」など、日本最古の木造建築物群として世界文化遺産にも登録されています。
ほかにも、聖徳太子を祀る八角形の建築「夢殿」や、聖徳太子の生涯を描いた障子絵を収める「絵殿」など、日本人なら誰もが知る偉人・聖徳太子にまつわる貴重な建造物も豊富です。

厳粛な雰囲気のただよう境内で、飛鳥時代に心を移す、静かで贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
基本情報
- 住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
- アクセス:
【車】西名阪自動車道「法隆寺IC」より約6分
【電車】JR法隆寺駅より徒歩約20分 - 公式サイト:公式ホームページ「聖徳宗総本山 法隆寺」
姫路城(兵庫県)

別名「白鷺城(はくろじょう・しらさぎじょう)」とも呼ばれる大きな”白い天守閣”が魅力の姫路城。
姫路城も、二条城(京都府)・法隆寺(奈良県)と同じく1993年に日本初の世界遺産に登録された名城です。
姫路城を象徴する「大天守」をはじめ、大天守を取り囲む「小天守」、城内最大の門「菱の門」、城内を守る櫓の数々など、江戸時代に建てられた建築物が今も残されています。
私の中で一番印象的だったのが、丸・三角・四角形にきれいにかたどられた”狭間(さま)”です。
”狭間”は、敵に向かって鉄砲や矢で攻撃するために開けた穴で、姫路城だけでなく多くの城で見られる工夫です。

姫路城では、広大な城内でいくつもこの美しい”狭間”に出会えるため、姫路城を訪れた際にはぜひ探してみてくださいね。
基本情報
- 住所:兵庫県姫路市本町68番地
- アクセス:
【車】山陽自動車道「山陽姫路東IC」より約10分
【電車】JR「姫路駅」「山陽姫路駅」より徒歩約20分 - 公式サイト:姫路市「世界遺産 姫路城 公式サイト」
もう一度食べたい絶品ご当地グルメ【5選】
牛タン(宮城県)

いわずと知れた宮城県仙台市の名物グルメ・牛タン。
炭火で香ばしく焼いた牛タンは、その歯切れの良い食感と凝縮した牛肉の旨味を堪能できる名品です。
仙台市内には、数えきれないほど多くの牛タン専門店があるため、食べ比べてみるのも面白いですよ。
笹団子(新潟県)

笹にくるまれたユニークな見た目も楽しめる新潟県のソウルフード・笹団子。
あんこ入りのよもぎ餅に、爽やかな笹の風味がアクセントになり、食べ始めると止まらなくなる逸品です。
新潟県各地にある笹団子専門店や、駅のお土産屋さん、道の駅などで販売されています。
笹団子の日持ちは数日のため、遠方の方は、笹団子をモチーフにしたお菓子をお土産に持ち帰るのも良いですよ。
讃岐うどん(香川県)

”うどん県”とも呼ばれるほど高い知名度を誇る、香川県名物の讃岐うどん。
香川県内にとどまらず、今や全国に広まっている讃岐うどんですが、現地で味わう一杯はまた違った感動があります。
あっさりしたビジュアルに反して、出汁の旨味が効いた”かけうどん”は至極の逸品です。
シンプルだからこそ分かる、麺・出汁のバランスが絶妙なハーモニーを奏でます。
香川県各地にある讃岐うどんの名店のほか、島巡りで利用するフェリー内で味わう讃岐うどんも、ぜひ堪能してみてくださいね。
博多ラーメン(福岡県)

福岡県を代表する名物グルメといえば、日本三大ラーメンにも数えられる博多ラーメン。
豚骨ベースのスープに極細ストレート麺を合わせた、替え玉を止められなくなる極上ラーメンです。
博多ラーメンの発祥地である福岡市内には、数えきれないほど多くの有名ラーメン店があるため、食べ歩きを楽しむのもおすすめです。
ミルクセーキ(長崎県)

長崎県では、シャーベット状の”食べるミルクセーキ”が名物グルメとなっています。
シンプルで優しい甘味の”食べるミルクセーキ”は、氷が加わることでほのかな爽やかさを味わえるのが特徴です。
ドリンクと違い、少しずつ大切に、口の中に広がる爽やかな甘さを楽しめますよ。
”食べるミルクセーキ”発祥地の長崎市内では、和菓子店が運営する甘味処や喫茶店で味わえます。
長崎旅行の際には、旅行の休憩がてらゆっくり堪能してみてはいかがでしょうか?
47都道府県制覇旅行の一人旅事情

一人旅好きの私は、47都道府県旅行のうち約4割は一人で旅しています。
特に仕事や生活面で煮詰まっているときに一人旅をすると、大げさではなく、心が洗われるような感覚があるのです。
共感してくださる方もいれば、「一人旅って寂しくない?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、一人旅は結構ハードルが高いのでは?と思われることが多いような気がします。
ここからは、生粋の一人旅好きが、一人旅をする理由や心構えなどの一人旅事情をご紹介します。
これから一人旅を楽しみたいと思っている方のご参考になれば幸いです。
一人旅って寂しくないの?

「一人旅って寂しくないの?」という疑問は、私が一人旅の話をするとき、実際によく聞かれる質問です。
正直、これは”個々の性格による”と思います。
誰かといると気を使いすぎてしまうため、一人でいる時間も大切にしている私は、一人旅で寂しいと思ったことはほとんどありません。
とはいえ、大自然のど真ん中で雨に降られたときや、周りが家族連れ・カップルだらけの旅行地に行った際は、若干の心細さを感じたことは白状しておきます…
そのため、一人旅を最大限楽しみたい方は「一人旅だからこそ楽しめる旅行先」を選ぶことが大切です。
例えば、自然に囲まれた静かな温泉地や、好きな画家の作品が収蔵されている美術館、日本の歴史を学べる史跡などです。
こういった「一人で楽しむのに適している」旅行スポットは47都道府県どこにでもあるので、一人旅の旅行先を決める際には頭の片隅に置いておきたいですね。

また、きれいな自然風景が好きな私は、旅先にカメラ(私は初心者用の一眼レフです)をよく持参しています。
カメラを構えていると、写真を撮ることに集中できるので、一人で居ることは気になりません。
むしろ、家族や友達と一緒の旅行ではシャッターを押すたびに待たせてしまうので、撮影をじっくり楽しみたいときは、一人旅がおすすめです。
本格的な(私は初心者用ですが)カメラを持っていると、周りの人から撮影をお願いされることもあります。
同じ観光スポットを選んだ旅行者と、たわいもない会話を楽しめるのも一人旅の醍醐味です!
一人旅をおすすめする理由

一人旅をおすすめする理由は、先述のように一人の時間を楽しめるのはもちろん、自分が行きたいスポットに絞って観光できる点です。
家族や友人と楽しく旅行するのも素敵ですが、心惹かれる観光スポットは人それぞれですよね。
そのため、自分の中でどうしても巡りたいスポットがたくさんある旅行先は、一人旅で巡るとより多くの観光地巡りを楽しめるでしょう。
また、自分の感覚や体調に合わせて、気楽に旅行計画を変更できるのも一人旅の強みです。
自然あふれる秘湯や静かな時間が流れる島など、旅行先によっては、ぼーっと考え事するのも良いですよ。
一人旅行者の心構え
一人の時間を自分のペースで楽しめる一人旅ですが、一人だからこそ心しておくべきポイントがいくつかあります。
ハプニング&トラブルへの対応

旅行中は、公共交通機関の遅延・運休や悪天候(大雨・大雪など)、宿泊先の予約漏れなど、様々なトラブルは付きものです。
一人旅はその状況を共有・共感してくれる同行者がいないため、心細く感じるかもしれません。
その一方で、同じ被害にあった旅行者が近くにいれば、話の種となって思わぬコミュニケーションが生まれることもあります。
実際、生粋の雨女である私は、一人旅中に飛行機・電車の遅延や高速道路の通行止めにあったことは、一度や二度ではありません💦
そんな中、同じ状況の方と協力して別のルートを探したり、全国の旅行先の話題で盛り上がったりと、忘れられない思い出のひとつにもなりますよ。
一人で楽しみづらいスポットがある

一人で楽しみづらいスポットは、大きく分けて飲食店・テーマパークの2つです。
一人旅で私が最も困ったスポットは、広島名物グルメのお好み焼き店です。
一人旅の経験が浅いころに訪れた広島で、一人で入りづらくて断念した思い出があります(その後、友人との広島旅行で無事楽しめました!)。
また、家族連れやカップル、グループの入館者が多いテーマパークは、一人だと躊躇してしまいがちです。
一人でも存分に楽しめる方もいらっしゃるので、この辺も個々の性格にもよると思います。
このように、一人旅を楽しみたい場合は、心置きなく一人旅を楽しめる旅行先選びが大切なのです。
充実した47都道府県制覇&一人旅を楽しむ秘訣は、自分に合った旅行先を選ぶ&旅行計画を立てることです!
おすすめの旅行予約サイト

47都道府県制覇を達成するためには、交通手段・宿泊先の手配は欠かせません。
「おしゃれなホテルでゆっくり過ごしたい」「観光地を効率的に巡れる立地重視で宿泊先を決めたい」「できる限り費用を抑えたい」など、旅行の目的や希望はさまざまです。
それぞれの旅行に合わせて交通手段・宿泊先を選ぶなら、いくつかの旅行サイトでのリサーチがおすすめです。
各サイトによって、費用や取り扱いのあるホテル、サービス内容などが異なるので、その中から自分に合うものを見つけてみてくださいね。
主な総合旅行サイト
「交通手段+宿泊先」をまとめて予約できる主な総合旅行サイトをご紹介します。
旅行に必要な予約を一度で済ませられるので、忙しい方や簡単に旅行の手配を済ませたい方におすすめです。
目的別の旅行サイト
飛行機・高速バス・レンタカー・宿泊先など、各目的に合わせて予約できる主な旅行サイトをご紹介します。
交通手段・宿泊先それぞれで、料金・サービスなどにこだわって予約したい方におすすめです。
ユニークな47都道府県旅行の楽しみ方

旅行好きの皆さまにとって旅行は、趣味を超えて、心身共に健康的な生活を送るのに欠かせない、大きな存在になっているのではないでしょうか?
かくいう私も、数年前まで続いたコロナ禍では、仕事で煮詰まっても旅行でのストレス発散ができず、心身共に弱ってしまった経験があります。
そんな旅行好きにとって大きな原動力にもなる旅行ですが、コロナ禍のような社会的な問題に加えて、時間・健康・経済面など様々な理由で旅行できないこともありますよね。
もちろん、実際に出かけられるのが一番ですが、それ以外にも気軽に”47都道府県制覇を楽しめる旅行”もたくさんあります。
ここでは、自宅に居ながらでも旅行気分を味わえる、ちょっぴりユニークな旅行の楽しみ方をご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
自宅から映像で楽しむ

近畿日本ツーリストでは、「おウチde旅しよっ!」と題して、日本全国の魅力的な観光スポットを公式YouTubeで公開しています。
近畿日本ツーリスト「おウチde旅しよっ!」
まるで現地で観光しているかのような臨場感のある映像と、実際に旅行するときに役立つ丁寧な情報紹介が魅力的なポイントです。
自宅から47都道府県の”旅行”を楽しめるのはもちろん、今後の旅行先探しのヒントにもなりますよ。
ご当地グルメ&お土産を取り寄せる
JTBでは、47都道府県のお土産や旅行用品を購入できる「JTBショッピング」を運営しています。
ラインナップが充実しているため、全国各地で食べたお気に入りのお菓子を気軽に購入できるのはもちろん、旅先で買い忘れたお土産の調達にも便利です。
各地の美味しいグルメを通して、自宅で”47都道府県制覇の旅”を楽しむ、贅沢なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?
本を通じて47都道府県制覇する

旅行好き兼本好きの皆さまは、本を通して47都道府県旅行を楽しむのもおすすめです。
国内最大級の品ぞろえを誇る電子書籍専用サイト「honto」では、旅行のガイドブックを含めて、旅行気分を味わえる様々な本をスマホ上で楽しめます。
本は、旅行先の情報が詳しく掲載されていることと、必要なときにいつでも見直せるのが魅力的なポイントです。
また、電子書籍版のガイドブックなら、大きなガイドブックを持ち歩く必要がないため身軽に旅行を楽しめますよ。
まとめ
今回は、47都道府県制覇の魅力と便利情報について、一人旅事情も含めてご紹介しました。
各都道府県には、美しい自然や歴史的な史跡など、数えきれないほど多くの魅力的な観光スポットが充実しています。
また、各地の気候や名産品を活かした、日本中の名物グルメを楽しめるのも、47都道府県制覇旅行の醍醐味です。
そんな魅力あふれる日本国内は、一人旅でゆっくり巡るのもおすすめですよ。
それぞれの旅行の目的や事情に合わせて、自分にぴったりな旅行計画を立てて「47都道府県制覇の旅」を楽しんでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※情報は記事執筆当時のものです。