旅行好きが高じて、気が付いたら47都道府県を制覇していました。
友人や家族との旅行はもちろん、一人旅も大好物です(47都道府県中4割は一人旅)。
47都道府県を制覇した現在も、まだまだ行ったことのない気になるスポットは尽きません。
そんな国内旅行に魅了された筆者が、「各都道府県の観光地がシンプルにまとまっているサイトがあったら便利だなぁ」と思った経験から、47都道府県それぞれの概要とおすすめ旅行スポット(モデルコースあり)をご紹介します。
第5回は、歴史ある名所や雄大な自然に恵まれた福島県。
福島県は在住歴があり、エリアを変えて度々旅行しているため、県内各地の魅力的なスポットを厳選してご紹介します。
中には、日本とは思えないほど壮大な自然風景を楽しめるスポットもあるので、ぜひチェックしてみてください。
この記事が、以下のような皆さまのお役に立てれば幸いです。
- これから福島旅行の予定がある
- 福島県でおすすめの観光地が知りたい
- 福島旅行のモデルコースが知りたい
目次
福島県について
福島県は、東北地方の南部にあります。
日本で3番目の広大な面積をもつ福島県は、各地方にそれぞれ文化・自然など多ジャンルの魅力的な観光地が点在しています。
鶴ヶ城・大内宿など古くからの歴史が残る史跡をはじめ、五色沼や磐梯吾妻スカイラインなど、美しい山々が生んだ景勝地もたくさんあります。
人口・面積
観光スポットをご紹介する前に、福島県の基本情報をまとめておきます。
福島県内の地理に詳しくない方は、上の地図で市町村の位置関係を確認しておくと、旅行計画を立てる際やモデルコースをイメージする時に便利です。
交通アクセス
福島県までは、新幹線・車(レンタカー)・高速バス・飛行機でアクセス可能です。
※飛行機(福島空港)は、大阪国際空港・新千歳空港間の便のみ運航しています。
東京からの主なアクセス
- 電車:
JR東北新幹線「新白河駅」まで約1時間15分
JR東北新幹線「郡山駅」まで約1時間20分
JR東北新幹線「福島駅」まで約1時間30分 - 高速バス:
新宿駅から郡山駅まで約4時間10分
新宿駅から福島駅まで約4時間45分 - 車:
東名高速道路・東北自動車道などを経由し郡山まで約3時間15分
東名高速道路・東北自動車道などを経由し福島まで約3時間40分
また、福島県内の移動は、レンタカーがおすすめです。
これからご紹介するおすすめスポットの住所を見ていただくと分かるのですが、福島県は市町村ごとに外せない観光地がたくさんあります。
また、日本で3番目の大きさを誇る広大な福島県は、各エリア間の距離も遠いため、それぞれの市町村で魅力的なスポットを巡ろうとすると時間が足りなくなってしまうこともしばしば…
そんなとき、レンタカーなら、多くの観光スポットとグルメを効率的に楽しめます!
電車やバスの待ち時間がないことと、状況によりスケジュール変更が簡単にできることはレンタカー旅行ならではです。
もちろん、車の運転ができない方や苦手な方も大丈夫です。
福島県内には、鉄道網や路線バス・高速バスなどのバス路線が発達しています。
福島県内の主な交通手段
- 電車:JR東北本線・奥羽本線・常磐線・磐越西線・只見線、阿武隈急行線 など
- 高速バス:福島交通・会津バス(会津乗合自動車)・新常磐交通 など
- 路線バス:福島交通・会津バス(会津乗合自動車)・新常磐交通・JRバス関東・JRバス東北 など
福島県の旅行スポットおすすめ7選
福島県には、各地方・各市町村に魅力的な観光スポットが点在しています。
ここでは、私が福島旅行の中で、特に印象に残った観光スポットをご紹介します。
鶴ヶ城(会津若松市)
国内で唯一「赤瓦」に覆われた優雅な天守閣が見られる鶴ヶ城。
その珍しい瓦の色には、”低温・積雪に耐えられるよう鉄分を多く含んだ釉薬で染めた”という北国ならではの理由があります。
鶴ヶ城は、そんな雪国事情による特別な外見はもちろん、天守閣の最上階にある展望台から一望できる会津の街並みと自然の景色も魅力的なポイントです。
また、現代の日本の在り方に大きく影響を与えた「戊辰戦争」の舞台にもなった鶴ヶ城は、そんな貴重な歴史を学べる展示も見どころのひとつです。
干飯櫓・南走長屋・鉄門内では、歴史ある建造物が鮮やかなプロジェクションマッピングに包まれる、大迫力の”体験型デジタルミュージアム”が開催されています。
古くから守られてきた伝統と現代のアート技術が融合した、鶴ヶ城だけの体験をぜひ楽しんでみてください。
鶴ヶ城・茶室麟閣の入館には、事前にWebチケットを購入しておくのがおすすめです。
Webチケット購入サイト「アソビュー!」で購入すれば割引料金で利用できるため、お得に鶴ヶ城観光を楽しめます。
以下で詳しくまとめますので、鶴ヶ城を訪れる際には、ぜひチェックしてみてください!
【当日購入(券売所)】 | 【アソビュー!】 | ||
大人(高校生以上) | 520円 | 460円 | →60円お得! |
小人(小学生・中学生) | 150円 | 135円 | →15円お得! |
※WEBチケット購入に関する注意点は、販売元「アソビュー!」のホームページ等で事前によくご確認ください。
※天守閣+茶室麟閣の共通入場券です(小学・中学生は元々茶室麟閣の入場料は無料です)。
※以下は個人で利用される場合の料金です。団体で利用の際は、人数により割引金額が異なるため、詳細は公式ホームページ等でご確認ください。
※障がい者の方は、券売所で障害者手帳を提示することにより無料で入館できます。
基本情報
- 住所:福島県会津若松市追手町1-1
- 営業時間:8:30 ~17:00(最終入館 16:30)
- 休業日:なし
- アクセス:
【車】
磐越自動車道「会津若松IC」より約15分
【電車】
「(会津)若松駅前」or「七日町駅前」より”まちなか周遊バス”「鶴ヶ城入口」下車徒歩約5分 - 駐車場:あり(有料)
- 公式サイト:鶴ヶ城公式ホームページ「会津 鶴ヶ城 Tsurugajo Castle」
五色沼(北塩原村)
エメラルドグリーン・ターコイズブルー・コバルトブルーなど、湖面の彩りが変化する神秘的な光景から名付けられた五色沼。
正式には「五色沼湖沼群」といわれ、最大の毘沙門沼をはじめ、弁天沼・るり沼・柳沼など約30もの美しい湖を総称しています。
五色沼は、福島のシンボル・磐梯山が水蒸気爆発を起こした際にできた湖沼です。
五色沼の色彩がタイミングによって様々に変化するのは、天候や見る角度、水中の火山性物質などが関係しているとのこと。
季節・天気・時間帯によって、異なる表情を見せてくれる五色沼は、時期を変えて訪れてみるのもおすすめです。
特に、周りの木々が鮮やかに彩られる秋には、ブルーの湖面に紅葉が映えて、初心者でもプロのような綺麗な写真を撮れますよ。
基本情報
- 住所:
①五色沼入口
福島県耶麻郡北塩原村檜原剣ケ峯1093-1055
②裏磐梯高原駅口
福島県耶麻郡北塩原村桧原湯平山1171-1 - アクセス:
【車】
①五色沼入口
磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」より約20分
②裏磐梯高原駅口
磐越自動車道「猪苗代磐梯高原IC」より約25分
【電車】
①五色沼入口
JR猪苗代駅より路線バスで約30分「五色沼入口」下車
②裏磐梯高原駅口
JR猪苗代駅より路線バスで約37分「裏磐梯高原駅」下車 - 駐車場:あり(冬季は施設が休館中の場合あり)
- 公式サイト:裏磐梯観光協会公式ホームページ
大内宿(下郷町)
茅葺屋根の家屋が街道の両側に建ち並ぶ、情緒ある風景で有名な大内宿。
大内宿は、江戸時代に現在の会津若松市と栃木県日光市を結ぶ「会津西街道」の宿場町として栄えた地域です。
1981年に重要伝統的建造物群保存地区に指定された大内宿は、現在は、店舗&住宅としてその貴重な街並みを大切に守っています。
美しい形に整えられた茅葺屋根は、約400年もの間、職人さんを中心に村の人々が引き継いできた伝統的な技術が反映されています。
まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような、非日常的な風景を堪能したい方はぜひ訪れてみてください。
大内宿といえば、丸ごと1本のねぎを箸の代わりに使って食べる「ねぎそば」が名物です。
自然豊かな土地のきれいな水を使ったそばは絶品で、ねぎのピリッとした辛さのアクセントがさらにそばの風味を引き立てます。
ユニークな絶品名物グルメを楽しんでみてくださいね。
基本情報
- 住所:福島県南会津郡下郷町大内大内宿
- 営業時間:店舗により異なる
※主に9:00~16:00前後の営業が多い - 休業日:店舗により異なる
- アクセス:
【車】
東北自動車道「須賀川IC」より約1時間
【電車】
会津鉄道「湯野上温泉駅」よりタクシーで約10分 - 駐車場:あり(有料)
- 公式サイト:大内宿観光協会公式ホームページ
磐梯吾妻スカイライン(福島市)
高湯温泉から浄土平を経由して、土湯峠まで続く山岳観光道路「磐梯吾妻スカイライン」。
雄大な山々や季節ごとに移ろう自然が美しく、特に道路が紅葉に包まれる秋には県内外から多くの観光客が訪れ、絶景のドライブを満喫しています。
「磐梯吾妻スカイライン」は、福島市街地から向かう場合、福島の名湯・高湯温泉から始まります。
「磐梯吾妻スカイライン」ドライブの最大の見どころは、吾妻小富士・一切経山といった吾妻連峰に囲まれた浄土平です。
浄土平は、標高約1,600mにある湿原で、高山植物を観察できる浄土平湿原や巨大な火山噴火口を1周できる吾妻小富士など、吾妻連峰が作り出した壮大な風景を楽しめます。
「磐梯吾妻スカイライン」は、今も続く火山活動により白い噴気を上げる一切経山や、広大な火山風景に1本の道路が走るまるで海外のような大迫力の景色が魅力。
日本でもここでしか体験できない、雄大な自然に囲まれる非日常的な時間を楽しんでみてください。
基本情報
- 住所:
①高湯温泉
福島県福島市町庭坂字高湯25
②浄土平
福島県福島市土湯温泉町鷲倉山 - 営業期間:4月中旬~11月中旬頃(冬季は通行止めです)
- アクセス:
【車】
①高湯温泉
東北自動車道「福島西IC」より約30分
②浄土平
東北自動車道「福島西IC」より約1時間
【電車】
①高湯温泉
福島駅より福島交通バスで約40分
②浄土平
福島駅より福島交通バスで約1時間 ※2025年1月時点では休止中 - 駐車場:あり
- 公式サイト:裏磐梯観光協会公式ホームページ
飯坂温泉(福島市)
飯坂温泉は、宮城県にある鳴子温泉・秋保温泉と並び「奥州三名湯」に数えられる名湯。
飯坂温泉のシンボル的な存在なのが、日本最古の木造建築浴場といわれる鯖湖湯(さばこゆ)です。
1689年には、東北各地を旅行中の松尾芭蕉がその道中に鯖湖湯のお湯に癒されました。
鯖湖湯は、その泉質はもちろん、ひと昔前に戻ったかのようなノスタルジックな浴室も魅力のひとつです。
天井が高く開放的な浴室は、年季の入った木製の壁や天井の造りが情緒ある空間を作り出しています。
脱衣所と浴室が同じ空間にあるのも、歴史ある鯖湖湯ならではの珍しい特徴です。
飯坂温泉街には、共同浴場が9つと足湯が4つあります。
共同浴場はそれぞれで趣が異なるため、”共同浴場巡り”を楽しんでみるのも面白いですね。
温泉街には、江戸時代から続いた旧家「旧堀切邸」といった名所や、円盤餃子・ラジウム玉子などの名物グルメもぜひ楽しんでみてください。
飯坂温泉に初めて入浴した私は、シャワーがないことに驚き・戸惑い…
どうやって入るか分からずきょろきょろしていると、地元の常連さんが丁寧に教えてくれました!
そんな温かいコミュニケーションを楽しめるのも、地元の方に長く愛されてきた飯坂温泉ならではの経験です。
基本情報
- 住所:福島県福島市飯坂町十綱町3
- 営業時間:各スポットにより異なる ※共同浴場は6:00~22:00まで営業
- 休業日:各スポットにより異なる
- アクセス:
【車】
東北自動車道「福島飯坂IC」より約10分
【電車】
福島交通飯坂線「飯坂温泉駅」より徒歩すぐ - 駐車場:あり
- 公式サイト:飯坂温泉オフィシャルサイト
あぶくま洞(田村市)
幾年もかけて自然が作り出した幻想的な光景が楽しめるあぶくま洞。
あぶくま洞は、1969年に石灰岩採掘中にたまたま発見されたという鍾乳洞です。
観光用に開洞されてからは50年以上の歴史があります。
あぶくま洞は、地下水が石灰岩を溶かすことでできた、神秘的で雄大な自然のアートが魅力。
洞内は、自然の壮大さにより、どこか厳かな雰囲気に包まれています。
青・緑・黄といった、自然に溶け込みながらも、鍾乳洞ならではのユニークな造形をより美しく引き立てるカラフルな照明にも癒されますよ。
あぶくま洞では、最大で約29mもの高さの巨大ホールがあります。
地下とは思えないほど開放的な空間が広がっているため、じっくりと自然の力を感じてみてください。
あぶくま洞の2つのコース
あぶくま洞には、2つの巡回コースがあります。
体力や旅行の日程に合わせて、好きなコースで観賞できます。
- 一般コース:所要時間 → 約40分
- 探検コース:所要時間 → 一般コース+約10分 ※追加料金あり
時間がある方は、冒険家気分を味わえる探検コースにもぜひ挑戦してみてください。
基本情報
- 住所:福島県田村市滝根町菅谷東釜山1
- 営業時間:
【4/1~6/22】8:30~17:00
【6/23~9/30】8:30~17:30
【10/1~11/15】8:30~17:00
【11/16~3/6】8:30~16:30
【3/7~3/31】8:30~17:00 - 休業日:年中無休
- アクセス:
【車】磐越自動車道「小野IC」より約15分
【電車】JR「神俣駅」よりタクシーで約10分 - 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:あぶくま洞公式ホームページ
三春滝桜(三春町)
日本三大桜のひとつ・三春滝桜は、推定樹齢1,000年以上を誇るベニシダレザクラです。
三春滝桜は、国の天然記念物に指定されており、開花時期の3月下旬から4月中旬には、毎年県内外から多くの観光客がカメラを片手に訪れます。
実際、目の前にすると、星空を眺めるかのように見上げないと視界に入らないほどの大迫力。
美しく可憐な花びらが、桜のシャワーのように降り注ぎます。
また、桜が満開になる頃には、ちょうど菜の花も見頃となり、三春滝桜のピンク色と菜の花の黄色がコラボレーションした春らしい写真を撮影できますよ。
さらに、開花期間中の夜は三春滝桜がライトアップされ、日中の華やかな光景とは異なり幻想的な空間に包まれます。
春の短い期間にだけ咲き誇る天然記念物は、人生で一度は楽しみたい絶景です。
・開花期間中は、通行規制があります。
・一般車用の無料駐車場を利用できますが、渋滞のため駐車できるまでかなり時間がかかります。
(私は日が暮れる前に到着したにもかかわらず、駐車できた時にはすでに真っ暗でした…)
・近くの公園から運行している無料のシャトルバス or タクシーの利用がおすすめです。
(一般車とは別ルートのためスムーズ!)
基本情報
- 住所:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296
- 営業時間:
観桜料徴収時間 6:00~18:00
ライトアップ ~21:00(期間中のみ) - 休業日:なし
- アクセス:
【車】磐越自動車道「船引三春IC」より約15分
【電車】JR三春駅より臨時バス「滝桜号」(※観光期間中のみ運行)で約17分 - 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:株式会社三春まちづくり公社「Find 三春!」
福島県のグルメおすすめ4選
福島県は、身体が温まる麺類やB級グルメ、上質な果物まで美味しいグルメがたくさんあります。
福島県ならではの名物グルメが楽しめるので、ぜひチェックしてみてください。
喜多方ラーメン
福島のグルメといえば、喜多方ラーメンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
喜多方ラーメンは、北海道の札幌ラーメン・福岡県の博多ラーメンと並び日本三大ラーメンにも数えられる、福島県を代表するご当地ラーメンです。
醤油ベースの透き通ったあっさりスープが特徴で、つるっとしたコシの良い縮れ麺との相性が抜群。
喜多方ラーメンは、柔らかくジューシーなチャーシューが、麺が見えないほどたっぷり添えられているのも魅力のひとつです。
喜多方ラーメン発祥地の喜多方市はもちろん、福島県内には喜多方ラーメンを食べられるラーメン店がいくつもあります。
福島旅行の際には、絶品ラーメンを一度は味わってみてくださいね。
なみえ焼きそば
なみえ焼そばは、浪江町で生まれたご当地グルメです。
全国のご当地グルメをPRする「B-1グランプリ」において、第8回を迎えた2013年に1位を獲得したことから、全国的にも名を知られるようになりました。
なみえ焼そばは、太麺をもやし・豚肉と一緒にラードで炒め、濃厚ソースで味付けしたシンプルな味わいが特徴です。
なみえ焼そばの上級者は、一味唐辛子をかけて食べます。
モチモチの太麺に合わせる、濃厚ソースと一味唐辛子のピリリとしたアクセントが、シンプルながら深い味わいを生み出すのです。
発祥地の浪江町だけでなく、近隣の南相馬市・双葉町などでも美味しいなみえ焼きそばを提供しているお店があるので、ぜひ味わってみてください。
円盤餃子
具材が詰まったぷっくりとした餃子が、円形を描くようにぎっしりと並べられた円盤餃子。
フライパンで一度にたくさん焼くために、このような円盤状の独特な形で提供されるようになったそうです。
もっちりとした厚めの皮が揚げ焼きされることで、パリッとした食感が楽しめます。
円盤餃子は、一見ボリューミーで食べきれないのでは?と心配になりますが、餡にはキャベツなど定番の野菜がたっぷり入っているため、重たくなくぺろっと食べられます。
福島市が発祥の円盤餃子は、福島市の中心部である福島駅周辺や飯坂温泉街などに有名店があります。
福島市内を観光する際は、ここでしか味わえない福島伝統の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
桃
福島県の名産品といえば、夏に芳香な香りを漂わせる桃です。
フルーツ大国である福島県は、福島市・伊達市といった県北地域に広がる盆地を中心に、季節ごとに様々なフルーツを楽しめます。
その中でも、桃は全国生産量の約20%が福島県で栽培されています。
桃が旬を迎える7月下旬から9月にかけては、品種ごとに次々と香り高く甘い桃が流通します。
シーズン中は、地元のスーパーマーケットはもちろん、福島市内の果樹園や道の駅などで新鮮な桃を購入できますよ。
また、桃狩りができる果樹園も多くあるため、夏に福島旅行に行かれる方は、桃狩りもぜひ楽しんでみてくださいね。
福島旅行で訪れたい他のスポット
福島県には魅力的な観光地が多いため、在住歴があっても、まだすべての魅力的なスポットを行き尽くせていません…
ここでは、まだ行ったことのない観光地の中で、次に福島旅行をするときにぜひ訪れてみたい主なスポットをご紹介します。
高湯温泉(福島市)
高湯温泉は、山形県の蔵王温泉・白布温泉と並び ”奥州三高湯” ともいわれており、福島のみならず東北屈指の秘湯として知られています。
400年以上の歴史のある高湯温泉は、日本有数の硫黄濃度を誇る乳白色のお湯が特徴で、古くから湯治場として親しまれてきました。
高湯温泉は「100%源泉かけ流し」となっているのが特徴的で、福島の雄大な自然をそのまま堪能する、まさに”天然温泉”といえるでしょう。
歴史ある温泉旅館で宿泊するのはもちろん、共同浴場「あったか湯」では、日帰りでも気軽に入浴できます。
磐梯吾妻スカイラインのドライブと合わせて、日本屈指の名湯で癒されてみたいものです。
基本情報
- 住所:福島県福島市町庭坂字高湯25
- 営業時間:
高湯温泉共同浴場「あったか湯」9:00~21:00(最終入館 20:30) - 休業日:
高湯温泉共同浴場「あったか湯」木曜日定休(祝日の場合は翌日休) - アクセス:
【車】東北自動車道「福島西IC」より約30分
【電車】福島駅より福島交通バスで約40分 - 駐車場:あり
- 公式サイト:高湯温泉観光協会 公式サイト
アクアマリンふくしま(いわき市)
アクアマリンふくしまは、福島県沖で黒潮・親潮が交わる「潮目」がコンセプトの水族館です。
そんなアクアマリンふくしま最大の見どころは、「黒潮水槽」と「親潮水槽」によって作られる三角形の「潮目のトンネル」です。
黒潮の流域を回遊するカツオ・マグロや、栄養豊富な親潮に生息するコンブなどの海藻類など、多種多様な海の生き物を見学できます。
また、三角形のトンネルは、水槽に差し込む陽の光が揺らめく様子が美しく、見ているだけでも癒されますよ。
アクアマリンふくしまでは、特色ある様々なテーマごとに楽しめる、趣向を凝らした展示も魅力のひとつです。
福島の川から海にかけて生息する生物から、北の海に住むトドやアザラシ、温かい海に広がるサンゴ礁など。
世界中の海に生きる生き物たちに会えるのは、アクアマリンふくしまならではです。
アクアマリンふくしまは、「アソビュー!」でWebチケットの事前購入が可能です!
当日スムーズに入館したい方は、ぜひチェックしてみてください。
基本情報
- 住所:福島県いわき市小名浜字辰巳町50
- 営業時間:
【3/21~11/30】9:00~17:30(入館締切16:30)
【12/1~3/20】9:00~17:00(入館締切16:00) - 休業日:年中無休
- アクセス:
【車】常磐自動車道「いわき湯本IC」より約20分
【電車】JR「泉駅」より路線バスで約15分「イオンモールいわき小名浜」下車、徒歩約5分 - 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:アクアマリンふくしま 公式サイト
福島県旅行モデルコース(2泊3日)
ここまで、福島県の様々な観光スポット・グルメをご紹介しました。
これから初めて福島県を旅行する方に向けて、2泊3日で福島の主要観光スポットを巡るモデルコースをご紹介します。
福島県内は、車またはレンタカーでの旅行が便利なため、自家用車またはレンタカーで回ることを前提にしたコース設定になっています。
何卒ご了承くださいませ。
【1日目】
8:30 郡山駅 発
10:00 大内宿 着
~ねぎそばのランチ~
※会津若松市内で喜多方ラーメンを楽しむのもgood!!
12:00 大内宿 発
12:50 鶴ヶ城 着
14:30 鶴ヶ城 発
14:45 飯盛山 着
~さざえ堂・白虎隊十九士の墓などを巡る~
16:45 飯盛山 発
16:55 東山温泉 着
~東山温泉で1泊~
※市内にはビジネスホテルも複数あります。
会津若松の城下町について
今回はご紹介できませんでしたが、会津若松市内には鶴ヶ城の他にも、会津藩の歴史を残す貴重な観光スポットが点在しています。
時間のある方は、城下町での散策など、ぜひゆっくり会津の街を満喫してくださいね。
- 主なスポット
飯盛山・白虎隊十九士の墓・白虎隊記念館・会津新選組記念館・会津藩校日新館・会津武家屋敷・阿弥陀寺・御薬園・七日町通り など
【2日目】
8:30 東山温泉 発
9:45 五色沼(裏磐梯物産館) 着
10:45 五色沼(裏磐梯物産館) 発
~磐梯吾妻スカイライン(土湯峠側から)を経由して向かいます~
11:45 浄土平 着
※磐梯吾妻スカイラインの絶景や吾妻小富士の火口など、壮大な景色をお楽しみください。
~浄土平レストハウスで軽食・ランチ~
13:00 浄土平 発
13:30 高湯温泉 着
14:30 高湯温泉 発
15:15 飯坂温泉 着
※飯坂温泉街の散策をお楽しみください。
※夕食・夜食に円盤餃子をぜひ!
~飯坂温泉で1泊~
【3日目】
8:30 飯坂温泉 発
10:00 あぶくま洞 着
11:00 あぶくま洞 発
12:10 道の駅なみえ 着
~なみえ焼きそばのランチ~
13:10 道の駅なみえ 発
14:30 アクアマリンふくしま 着
16:00 アクアマリンふくしま 発
17:30 郡山駅 着
あくまでもモデルコースです!
皆さまの好きなスポットを組み込むなど、アレンジしてくださいね。
※実際は悪天候による通行止めや渋滞の可能性もあるため、ぜひゆとりのある計画を。
まとめ
今回は、福島県のおすすめ観光スポットを、2泊3日のモデルコースも含めてご紹介しました。
福島県は、日本No.3の広大な面積をもつ上に、県内の各市町村に魅力的な観光スポットが点在しているため、ある程度エリアごとに的を絞って旅行計画を立てるのが良いでしょう。
歴史ある史跡や雄大な山々がつくる大自然、東北屈指の温泉地など、多彩な観光地巡りを通して福島県ならではの旅行を楽しんでくださいね。
※情報は記事執筆当時のものです。