旅行好きが高じて、気が付いたら47都道府県を制覇していました。
友人や家族との旅行はもちろん、一人旅も大好物です(47都道府県中4割は一人旅)。
47都道府県を制覇した現在も、まだまだ行ったことのない気になるスポットは尽きません。
そんな国内旅行に魅了された筆者が、「各都道府県の観光地がシンプルにまとまっているサイトがあったら便利だなぁ」と思った経験から、47都道府県それぞれの概要とおすすめ旅行スポット(モデルコースあり)をご紹介します。
第3回は、雄大な山々やさくらんぼなどで有名な山形県。
山形県は、エリアを変えて度々旅行しているため、県内各地の魅力的なスポットを厳選してご紹介します。
中には、王道の観光地以外のニッチな名所もあるので、ぜひチェックしてみてください。
この記事が、以下のような皆さまのお役に立てれば幸いです。
- これから山形旅行の予定がある
- 山形県でおすすめの観光地が知りたい
- 山形旅行のモデルコースが知りたい
山形県について
山形県は、東北地方の南西部にあります。
その県名の通り、出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)や蔵王連峰といった荘厳な山々や、盆地を活かしたさくらんぼやラフランスなど、フルーツの産地として知られています。
また、山形県は35市町村すべてに温泉が湧き出る温泉大国でもあるのです。
人口・面積
観光スポットをご紹介する前に、山形県の基本情報をまとめておきます。
山形県内の地理に詳しくない方は、上の地図で市町村の位置関係を確認しておくと、旅行計画を立てる際やモデルコースをイメージする時に便利です。
交通アクセス
山形県には、飛行機・新幹線・車(バスorレンタカー)でアクセスします。
東京からの主なアクセス
- 飛行機:羽田空港から約1時間
- 電車:
JR山形新幹線「米沢駅」まで約2時間
JR山形新幹線「山形駅」まで約2時間30分 - 夜行バス:
東京駅から米沢駅まで約5時間
東京駅から山形駅まで約6時間10分
新宿駅から山形駅まで約6時間25分 - 車:東北自動車道・山形自動車道経由で約4時間~6時間程度
また、山形県内の移動は、レンタカーがおすすめです。
これからご紹介するおすすめスポットの住所を見ていただくと分かるのですが、山形県は市町村ごとに外せない観光地がたくさんあります。
そのため、それぞれの市町村で魅力的なスポットを巡ろうとすると、時間が足りなくなってしまうこともしばしば…
そんなとき、レンタカーなら様々な観光スポットとグルメを効率的に楽しめます!
電車やバスの待ち時間がないことと、状況によりスケジュール変更が簡単にできるのはレンタカー旅行ならではです。
店舗によって、利用できる車種や利用料が異なるので、色々なプランを比較して希望に合うレンタカーを見つけてくださいね。
もちろん、車の運転ができない方や苦手な方も大丈夫です。
山形県内には、エリアごとに鉄道網や路線バス・コミュニティバスなどのバス路線が充実しています。
山形県内の主な交通手段
山形県の旅行スポットおすすめ7選
山形県には、各地方・各市町村に魅力的な観光スポットが点在しています。
ここでは、私が山形旅行の中で、特に印象に残った観光スポットをご紹介します。
銀山温泉(尾花沢市)
まるでタイムスリップしたかのような、ノスタルジックな街並みが有名な銀山温泉。
銀山温泉のシンボル・銀山川の両側には、日本では珍しい木造3階建て・4階建ての歴史ある旅館が建ち並び、情緒ある景観を作り出しています。
銀山温泉の特徴である美しい街並みは、太陽の光・空の色・街灯に影響されて、日中・夕方・夜など時間帯ごとに表情がまったく異なります。
時間帯を変えて街を散歩してみると、銀山温泉の景色の魅力を余すことなく体験できますよ!
また、銀山温泉には、お土産屋さんはもちろん、おしゃれなカフェバーや尾花沢名物の蕎麦屋さんが点在しています。
お店や無料の足湯で休憩しながら、レトロな街並みを楽しんでくださいね。
温泉街から徒歩圏内には、延沢銀山廃坑洞や白銀の滝、延命地蔵といった観光スポットもあるため、天気の良い日は少し足を延ばして散策してみてはいかがでしょうか?
基本情報
- 住所:山形県尾花沢市銀山新畑
- アクセス:
【車】東北中央自動車道「尾花沢IC」より約30分
【電車】JR大石田駅よりバスで約40分 - 駐車場:あり ※銀山温泉共同駐車場(無料)は冬季利用不可
- 公式サイト:銀山温泉公式ホームページ
ガイドブックや観光サイトでは、夜の銀山温泉(の写真)にクローズアップされていることが多いですが、私のお気に入りは”夕方”の街並みです。
夕焼けの淡い空に、灯り出したばかりの街灯の灯りが溶け込んで、水彩画のような優しい景色が楽しめますよ。
かみのやま温泉(上山市)
温泉王国・山形でもうひとつ訪れてほしい温泉が、かみのやま温泉です。
蔵王の麓にあるかみのやま温泉は、無色透明で滑らかなお湯が特徴で、赤ちゃんでも入れるといわれるほどの優しい泉質。
さらに、”美人の湯”としても親しまれるほど、保温・保湿効果が期待できるという嬉しい情報もあります。
かみのやま温泉には4つの共同浴場があるため、日帰りで利用したい方や温泉巡りをしたい方にもおすすめです。
また、温泉街には無料の足湯もあるため、休憩しつつ温泉街の散策を楽しめます。
かみのやま温泉街周辺には、上山城や上山藩の武家屋敷といった歴史ある名所や、花咲山展望台などの魅力的な観光スポットも多くあります。
かみのやま温泉を訪れた際には、近隣での観光めぐりもぜひ楽しんでください。
基本情報
- 住所:山形県上山市新湯1-33
- アクセス:
【車】東北中央自動車道「かみのやま温泉IC」より約10分
【電車】JRかみのやま温泉駅より徒歩5分~10分 - 駐車場:あり(無料の市営駐車場)
- 公式サイト:上山市観光物産協会「上山ラプソディ」
おすすめのお宿
私が宿泊した「有馬館」では、無料の貸切露天風呂や、ユニークな雰囲気が楽しめる貸切家族風呂など、同じ旅館内とは思えないほど趣の変えた様々な空間の温泉があったのが、新鮮な体験でした。
一人旅でも快く無料の貸切風呂を堪能させていただけましたよ!
また、朝夕共に部屋食で頂けたのも、一人旅には嬉しいポイントでした。
貸切風呂があるので、家族や友人、パートナーともゆっくりくつろげる温泉です。
出羽三山神社(鶴岡市)
羽黒山(標高414m)・月山(標高1984m)・湯殿山(標高1500m)の三神合祭殿である出羽三山神社。
冬季は標高の高い位置にある月山・湯殿山での参拝ができないため、羽黒山の山頂に三神を合祭して祀ることになったそうです。
1,400年以上の歴史のある出羽三山神社は、古くから修験道が信仰されてきたことで知られています。
修験道は、山岳信仰に仏教などの要素が融合した日本独自の宗教で、出羽三山神社でも現在まで山での厳しい修業が続けられています。
そんな出羽三山神社には、羽黒派古修験道独自の造りをした朱色と茅葺屋根が特徴的な三神合祭殿(社殿)や、出羽三山を象徴する山頂鳥居、出羽三山神社の多数の末社など、霊験あらたかなスポットがたくさんあります。
神社だけでなく、神聖な山の豊かな自然にもぜひ癒されてみてください。
基本情報
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
- 営業時間:
【出羽三山神社参集殿(羽黒山頂)】
授与所・朱印所受付:8:30~16:30頃まで
御祈祷受付:8:30~15:45頃まで
【随神門授与所(羽黒山麓)】
授与所・朱印所受付:9:00~16:30頃まで - 休業日:なし
- アクセス:
【車】※羽黒山山頂までは、羽黒山有料道路を使用
山形自動車道「庄内あさひIC」より約25分
山形自動車道 「鶴岡IC」より約30分
【電車】JR鶴岡駅から庄内交通路線バスで約55分(山頂まで)
※路線バスの運行状況は時期により異なるため、事前にご確認ください。 - 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:出羽三山神社公式サイト
上杉神社(米沢市)
米沢城址本丸跡を中心とする境内に鎮座する上杉神社。
上杉神社の御祭神は、戦国最強ともいわれる上杉謙信です。
そんな名将を祀る上杉神社は、学業成就や商売繁盛のご利益があるとされており、現在はパワースポットとしても人気を博しています。
また、上杉神社を訪れたら、宝物殿「稽照殿」は必見です。
「稽照殿」では、米沢藩主の上杉景勝・直江兼続といった、名だたる名将の甲冑や刀剣など、貴重な遺品の数々が展示されています。
たとえば、大河ドラマ「天地人」で広く知られた直江兼続の”愛”の甲冑は、この「稽照殿」に収められているのです。
松が岬公園とも呼ばれる米沢城址本丸跡は、お堀沿いに約200本の桜が咲き誇る桜の名所でもあります。
桜の時期に合わせて、上杉神社の参拝に訪れるのもおすすめです。
基本情報
- 住所:山形県米沢市丸の内1-4-13
- 営業時間:
【4月~10月】6:00~17:00
【11月~3月】7:00~17:00 ※元日は午前0時開門
【稽照殿】9:30~16:00(最終入館15:45) - 休業日:なし
【稽照殿】上杉雪灯篭まつり期間中を除く冬季(例年11月下旬~3月中旬頃)・8月を除く第2水曜日・展示替え期間(7月第2水曜~金曜)は休館 - アクセス:
【車】東北中央自動車道「米沢中央IC」「米沢北IC」「八幡原IC」より約15分
【電車】JR米沢駅よりバスで15分前後orタクシーで約10分 - 駐車場:なし(近隣の市営共同駐車場「おまつり広場駐車場」を利用)
- 公式サイト:羽前米沢 上杉神社公式ホームページ
空気神社(朝日町)
世界でここだけの「空気」を御神体として祀る空気神社。
ブナの木が生い茂る丘の上に、縦横5mの大きなステンレスが置かれた、私たちが想像する”神社”とは一線を隠した光景が広がります。
ステンレスは周囲の自然を映す鏡になっており、春と夏には新緑、秋には紅葉といった季節ごとの美しい風景を一段と輝かせています。
空気神社の本殿は、ステンレス板の地下にあり、普段はその姿を見ることができません。
そのため、本殿が御開帳される「空気まつり」開催期間(毎年6月5日前後)中は、毎年多くの参拝客で賑わっています。
空気神社は豊かな森の中にあるため、その場に行くだけでも綺麗な空気に癒されますよ。
現地には、空気神社ならではの参拝方法が書いてあるため、ぜひ空気へ感謝しながらの参拝を体験してみてください。
基本情報
- 住所:山形県朝日町白倉745-1
- 営業時間:24時間
- 休業日:冬季は閉鎖(例年11月下旬頃から4月頃まで)
- アクセス:
【車】
山形自動車道「寒河江IC」より約40分
東北中央自動車道「米沢北IC」より約1時間10分
【電車】JR左沢駅より車で約40分 - 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:朝日町観光ポータルサイト「あさひ旅のココロ」
加茂水族館(鶴岡市)
通称「クラゲの水族館」ともいわれる山形県唯一の水族館・加茂水族館。
常に展示されているクラゲは約80種類を誇り、その種類数は世界でも最大規模とのこと。
中でも、直径約5メートルの巨大水槽に、約1万匹ものミズクラゲが漂う「クラゲドリームシアター」は必見です。
青い光の中で揺らめくクラゲの姿は圧巻で、いつまでも眺めていられる癒しの空間を体験できます。
また、ミズクラゲの成長過程を観察できる「クラゲ栽培センター」では、小さな赤ちゃんクラゲに会えたり、クラゲの生態を学べたりと、魅力的なコンテンツが盛りだくさん。
唯一無二の「クラゲの水族館」で、とびっきりの癒しタイムを満喫してみてください。
基本情報
- 住所:山形県鶴岡市今泉字大久保657-1
- 営業時間:9:00~17:00(最終入館 16:00)
※グッズショップやレストランの営業時間はそれぞれ異なる - 休業日:年中無休
- アクセス:
【車】
山形自動車道「鶴岡IC」より約15分
日本海東北自動車道「鶴岡西IC」より約25分
【電車】JR鶴岡駅より庄内交通路線バスで約40分orタクシーで約30分 - 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:鶴岡市立加茂水族館公式ホームページ
スタジオセディック 庄内オープンセット(鶴岡市)
スタジオセディック 庄内オープンセット(旧庄内映画村オープンセット)は、映画で使用したセットをそのまま展示・公開している撮影施設です。
月山の麓の広大な土地に、まるで戦国・江戸・明治・大正の各時代までタイムスリップしたかのような雰囲気が味わえます。
スタジオセディック 庄内オープンセット内には、漁村・農村・宿場町・山間集落など、テーマの異なるセットがあり、数々のヒット映画・ドラマの撮影が行われてきました。
広大な敷地だからこそ、電柱のない時代の農村や旅籠屋や食事処などが建ち並ぶ宿場町といった、当時の情景を忠実に再現できるのでしょう。
施設内の休憩所には、撮影に訪れた俳優のサインが飾られているため、お気に入りの映画・ドラマの聖地巡りにもぴったりです。
基本情報
- 住所:山形県鶴岡市羽黒町川代字東増川山102
- 営業時間:
【4月下旬~9月】9:00~17:00(最終入場16:00)
【10月~11月中旬】9:00~16:00 (最終入場15:00) - 休業日:開館期間中は無休 ※冬季休業(11月中旬~4月下旬)
- アクセス:
【車】
山形自動車道「庄内あさひIC」より約20分
山形自動車道「鶴岡IC」より約30分
日本海東北自動車道「鶴岡西IC」より約35分
【電車】JR鶴岡駅よりタクシーで約30分 - 駐車場:あり(無料)
- 公式サイト:スタジオセディック 庄内オープンセット公式ホームページ
山形県のグルメおすすめ4選
山形県は、美味しいグルメもたくさんあります。
山形県の特産品を使った名物グルメが楽しめるので、ぜひ味わってくださいね。
さくらんぼ
山形県の名物といえば、さくらんぼを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
山形県はさくらんぼの生産量が日本No.1で、なんと全国のさくらんぼのうち約7割が県内で生産されているそうです。
さくらんぼでしか味わえない爽やかな甘味はもちろん、宝石のように真っ赤に輝く見た目も魅力のひとつ。
さくらんぼが旬を迎える6月上旬頃~7月初旬頃までは、山形県内各地でさくらんぼ狩りが楽しめます。
さくらんぼと一口に言っても、様々な品種があるため、食べ比べてみるのも面白いですね。
ちなみに・・・
道の駅寒河江「チェリーランドさがえ」では、パフェやソフトクリームなどさくらんぼのスイーツを味わえます。
シーズン中はさくらんぼの購入も可能です。
芋煮
山形を代表するグルメのひとつが、寒い時期に食べたくなる芋煮。
山形県では、里芋が収穫期を迎える秋から冬にかけて、家族や友人と河原などに集まって「芋煮会」が開かれます。
芋煮は、「芋煮会」で食べるだけでなく、家庭料理としても食べる山形県には欠かせない郷土料理です。
私が知っているのは、醤油ベースの甘めの出汁に里芋と牛肉をたっぷり入れた芋煮ですが、同じ県内でも、地方によっては味噌ベースの出汁に豚肉を入れる芋煮もあるとか。
大きな鍋にたくさんの具材の旨味が凝縮した絶品は、各地方の様々な種類を試してみたくなりますね。
特に冷え込む時期に山形旅行に行かれる方は、ぜひ一度味わってみてください。
玉こんにゃく
出汁がたっぷり染み込んだこんにゃくが、串にささっている姿が有名な山形の玉こんにゃく。
山形市にある宝珠山立石寺(通称:山寺)を建立した和尚さんが、寺の精進料理に取り入れたことから県内に広まったと言われています。
玉こんにゃくは、山形市内だけでなく、道の駅・お祭り会場・観光地など、県内各地で味わえる山形県のソウルフードです。
からしをつけて食べると、出汁の旨味にからしの香りがアクセントになり、より一層、玉こんにゃくの風味が豊かに感じられます。
手軽におやつ感覚で食べられるので、山形を訪れたらぜひ試してみてくださいね。
玉こんにゃく好きの私は、山形旅行に行くと、立ち寄る道の駅ごとに食べてしまいます(^^;)
玉こんにゃくを”はしご”して味わえるほど、山形の出汁の美味しさはピカイチです。
米沢牛
山形県の絶品グルメと言ったら外せないのが、米沢牛です。
日本五大和牛にも数えられる米沢牛は、品質・味わい共に日本屈指の良質な肉として知られています。
山形県内の特に置賜地域(米沢市・南陽市・長井市など)では、米沢牛のステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶなどを堪能できるお店が多くあります。
均等に霜降りが入った米沢牛は、口に入れた瞬間にとろけて、旨味たっぷりの肉汁が広がる絶品です。
米沢市の観光スポットや道の駅などでは、米沢牛串焼きや米沢牛コロッケなどで気軽に米沢牛を味わえますよ。
山形旅行で訪れたい他のスポット
山形県には観光地が多いため、行ってみたい!と思いつつ、立地や時間の関係で残念ながら立ち寄れなかったスポットが数多くあります…
ここでは、実際に行けなかった観光地の中で、ぜひ訪れてみたい主なスポットをご紹介します。次の山形旅行では必ず!
蔵王温泉(山形市)
1,900年もの歴史のある日本有数の古湯・蔵王温泉。
蔵王温泉の泉質は、強酸性の硫黄泉で、血行促進効果や皮膚の殺菌作用があり”美人づくりの湯”ともいわれています。
蔵王温泉街には、共同浴場や日帰り温泉が充実しているため、日帰りでも楽しめるのが魅力。
山形の寒い冬には、名湯で身体の芯から温まる贅沢なリラックスタイムを過ごしてみたいものです。
基本情報
- 住所:山形県山形市蔵王温泉708-1
- アクセス:
【車】
東北中央自動車道「山形上山IC」より約20分
山形自動車道「山形蔵王IC」より約25分
【電車】JR山形駅より山交バス(路線バス)で約40分 - 駐車場:あり
- 公式サイト:蔵王温泉観光協会「蔵王温泉マウンテン&スノーリゾート」
蔵王温泉の近くのスキー場では、スノーモンスターとも称される「樹氷」が見られます。
自然が作り出す雪のアートは、日本とは思えないほど壮大で神秘的な光景が見られるとのこと。
人生で一度は目にしてみたいですね。
宝珠山 立石寺(山形市)
慈覚大師円仁によって860年に建立された、歴史ある「宝珠山 立石寺」。
通称”山寺”として親しまれる、東北地方を代表する霊山です。
「宝珠山 立石寺」の本堂にあたる根本中堂は、全体の約6割がブナの木でできており、ブナ材の建築物としては日本最古とのこと。
また、他にも、慈覚大師の御遺骸や木造の尊像が安置されている開山堂など、約30もの貴重な堂塔が残されています。
開山堂の右手側には、断崖から宙に浮いているように突き出た五大堂があります。
”山寺”の名の通り、高所から雄大な山々を眺望できる「宝珠山 立石寺」随一の絶景スポットです。
「宝珠山 立石寺」は、松尾芭蕉の有名な句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」 が生まれた場所としても知られています。
そんな素敵な句が誕生した宝珠山 立石寺は、その表現の通り四季折々の自然が静かにたたずむ荘厳な雰囲気も魅力のひとつです。
基本情報
「宝珠山 立石寺」からさらに奥地には、慈覚大師が山寺の開山の構想を練った場所とされる「垂水遺跡」があります。
「宝珠山 立石寺」と合わせて、洞窟のような幻想的な雰囲気の「垂水遺跡」も楽しみたいですね。
山形県旅行モデルコース(2泊3日)
ここまで、山形県の様々な観光スポット・グルメをご紹介しました。
これから初めて山形県を旅行する方に向けて、2泊3日で山形の有名観光スポットを巡るモデルコースをご紹介します。
山形県内は、車またはレンタカーでの旅行が便利なため、すべて自家用車またはレンタカーで回ることを前提にしたコース設定になっています。何卒ご了承くださいませ。
【1日目】
9:30 山形駅 発
10:00 宝珠山 立石寺 着
12:00 宝珠山 立石寺 発
~山寺の麓の売店で玉こんにゃくを食べる~
12:05 宝珠山 千手院 着
~徒歩で垂水遺跡へ~
13:05 宝珠山 千手院 発
13:40 山形市内で昼食
※山形駅周辺には、芋煮など郷土料理を食べられる居酒屋(ランチ営業あり)や、ラーメン店などがあります。
14:40 山形市内 発
15:20 蔵王温泉 着
※お土産選びやカフェでの休憩など、温泉街の散策をお楽しみください。
~蔵王温泉の旅館で1泊~
【2日目】
8:30 蔵王温泉 発
10:30 出羽三山神社 着
※羽黒山有料道路を通行し、山頂まで車で行く場合です。
時間のある方は、麓から参道を登って参拝してみてください。
11:30 出羽三山神社 発
11:45 昼食
※出羽三山神社(羽黒山)の麓には、美味しい蕎麦のお店が複数あります。
12:45 出羽三山神社(羽黒山)の麓 発
13:15 スタジオセディック 庄内オープンセット 着
14:45 スタジオセディック 庄内オープンセット 発
16:30 銀山温泉 着
※レトロな街並みの中で、足湯やお土産選びなど温泉街の散策をお楽しみください。(①)
~銀山温泉の旅館で1泊~
スタジオセディック 庄内オープンセットの冬季休業中は、加茂水族館(出羽三山神社より片道約50分)などの、屋内でも楽しめるスポットにルート変更してみてくださいね。
【3日目】
9:00 銀山温泉で観光
※レトロな街並みの中で、足湯やお土産選びなど温泉街の散策をお楽しみください。(②)
10:00 銀山温泉 発
11:30 かみのやま温泉 着
12:45 かみのやま温泉 発
13:30 米沢市内で米沢牛ランチ
14:45 上杉神社 着
15:45 上杉神社 発
16:00 米沢駅 着
あくまでもモデルコースです!
皆さまの好きなスポットを組み込むなど、アレンジしてくださいね。
※実際は悪天候や通行止めなどの可能性もあるため、ぜひゆとりのある計画を。
まとめ
今回は、山形県のおすすめ観光スポットを、2泊3日のモデルコースも含めてご紹介しました。
山形県は、広大な面積をもつ上に、県内の各市町村に魅力的な観光スポットが点在しているため、ある程度エリアごとに的を絞って旅行計画を立てるのが良いでしょう。
温泉や歴史ある神社仏閣、レジャー施設など多彩な観光スポットで、山形県ならではの旅行を楽しんでくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※情報は記事執筆当時のものです。