目次
はじめに

久高島は、琉球開びゃくの神話にまつわる「神の島」として親しまれる小さな島です。
琉球王国最高の聖地「斎場御嶽」から望める神聖な島で、沖縄本島から最短15分の船旅でアクセスできる人気のパワースポットとして知られています。
今回は、47都道府県制覇 & 20ヶ所以上の島巡りをするほどの旅好きが、久高島の魅力や楽しみ方など、女性一人旅のための完全ガイドをお届けします!
実際に久高島を旅した体験をもとに、久高島を訪れる際のルールや久高島女性一人旅のモデルコースまでご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
この記事が、以下のような皆さまのお役に立てれば幸いです。
- 久高島での女性一人旅の魅力を知りたい方
- 久高島一人旅での注意点を事前にチェックしたい方
- 久高島女性一人旅のモデルコースを知りたい方
沖縄の聖地・久高島とは?

久高島は、琉球開びゃくの祖神・アマミキヨが降り立ったとされる伝説が残る島です。
沖縄に数ある聖地の中でも特に格式高い場所とされており、島内には神事が行われる「御嶽(うたき)」が点在しています。
久高島には、琉球神話にまつわる聖域やエメラルドグリーンの海が広がる絶景など、島の文化や美しい自然を体験できる見どころが満載です。
沖縄屈指のパワースポットである久高島は、島ならではの手つかずの自然に包まれ、癒しを求める女性一人旅にもぴったりです。
ここからは、アクセスやATM事情など、久高島の基本情報を解説します。
久高島にお邪魔する際には、島の文化に敬意を払い、ルールやマナーを守って観光を楽しみましょう。
久高島へのアクセス

久高島(徳仁港)へは、沖縄本島南部の南城市「安座真港」から出る高速船またはフェリーでアクセスできます。
高速船なら約15分、フェリーでは約25分ほどの乗船時間です。
高速船・フェリーそれぞれの所要時間や料金は、以下の表にまとめます。
なお、自動車を持ち込む場合は、フェリーのみ可能です(別途自動車航送料がかかります)。
高速船 | フェリー | |
---|---|---|
所要時間 | 約15分 | 約25分 |
料金(片道) | 大人:770円 子供:390円 | 大人:680円 子供:340円 |
参考:久高海運公式ホームページ
・2025年10月時点の情報です。船の時刻表や料金、運行情報は各自でご確認ください。
・久高島(徳仁港)〜安座真港間の高速船やフェリーは、原則予約できません。
・特にハイシーズンは混雑するため、切符は早めの購入がおすすめです。
久高島内の移動手段

島内のおもな移動手段は、自転車(レンタサイクル)または徒歩です(レンタカーはありません)。
久高島は周囲約8kmの小さな島で、レンタサイクルを利用すれば2時間ほどで1周できます。
久高島への玄関口・徳仁港の周辺のみであれば徒歩でも観光できますが、島内の主要スポットを一通り楽しみたい方には、効率的に巡れるレンタサイクルがおすすめです。
島内には、砂でできた細かな凹凸のある道が多いもののアップダウンは少ないため、自転車でも快適に移動できます。
また、店舗によっては電動アシスト自転車もあるため、体力的に心配な方はそちらを利用すると快適に島旅を楽しめそうです。
久高島には、電動キックボードやトゥクトゥクをレンタルできる店舗もあるため、珍しい乗り物で島の風を満喫するのも良いですよ。
参考:南城市「久高島」
参考:久高のシマ時間「島での過ごし方」
久高島内のATM・コンビニ事情

久高島には簡易郵便局がありますが、ATMの設置はありません。
島内ではキャッシュレス決済に対応していない場合もあるため、現金は渡島前に沖縄本島で多めに準備しておくと安心です。
また、島内にはコンビニがなく、飲み物やお菓子などの食品や日用品は、集落内に2軒ある商店で入手できます。
とはいえ品揃えは限られる場合もあるため、必要なものは本島であらかじめ調達しておきましょう。
島内の券売所「久高島船待合所」では特産品も販売されており、お土産選びに便利です。
参考:久高のシマ時間「よくある質問」
久高島女性一人旅のおすすめ観光スポット【5選】

久高島は、島全体が神聖な雰囲気に包まれており、静けさの中で一人ゆっくり心を癒せるのが魅力です。
琉球神話にゆかりがあり、今も神事が行われている聖域や、透き通った海や島の風を感じながら散策できる遊歩道など、久高島ならではの必見スポットが多くあります。
ここでは、久高島女性一人旅でぜひ訪れてほしいおすすめスポットを5つに厳選して紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ハビャーン(カベール岬)

久高島の最東端に位置するカベール岬は、琉球開びゃくの祖神・アマミキヨが降り立った聖地として知られています。
沖縄の人々からは「神の島」と呼ばれ、島全体がパワースポットとして知られる久高島の中でも、屈指の神聖なスポットです。
岬の先端からはコバルトブルーの海が広がり、その壮大な絶景に思わず息をのんで見入ってしまいます。
また、ハビャーン(カベール岬)の一帯に広がる海岸植物群落は、沖縄県の天然記念物に指定されています。
神聖な雰囲気がただよう絶景スポットで、美しい海や島ならではの自然に癒される一人時間をぜひ堪能してみてくださいね。
参照:南城市「久高島カベールの植物群落」
ハビャーン(カベール岬)には、ロープが張られた立ち入り禁止区域があります。
聖域に誤って立ち入らないよう注意して、その絶景を楽しみましょう。
イシキ浜

イシキ浜は、理想郷「ニライカナイ」から五穀の種子が入った壺が漂着したという「五穀発祥伝説」が残る砂浜です。
「神の島」と呼ばれる久高島でも特に神聖な場所で、聖地のため遊泳は禁止されています。
砂浜には天然の海浜植物が自生しており、手つかずの自然に包まれながら静かな一人時間を楽しめるのが魅力です。
海浜植物が生い茂る林を抜けると、サンゴで形成された隆起サンゴ礁と、透明度の高い海が目の前に広がります。
エメラルドグリーンからコバルトブルーへと重なる海の色合いは、思わず息をのむ美しさです。
久高島の静かな雰囲気に包まれながら、海の彼方にある「ニライカナイ」に思いをはせてみてはいかがでしょうか?
ヤグルガー

ヤグルガーは、イシキ浜で壺を拾う前に身を清めたとされる井戸です。
麦や粟の収穫を感謝する「初穂祭」の前には、神女たちがここで禊を行ってきました。
聖域であるため、イシキ浜と同じく遊泳は禁止されています。
島の信仰と自然が溶け合うヤグルガーは、久高島の歴史や文化を肌で感じられる貴重なスポットです。
訪れると、手つかずの緑に包まれた清らかな空気と波の音が心を洗ってくれます。
泉へと続く石造りの階段からは、エメラルドグリーンに輝く海が望め、離島ならではの美しい景色を一人じっくり堪能できますよ。
2025年10月時点では、ヤグルガーへ下りる階段が改修中のため利用できません。
周囲にただよう神聖な雰囲気や美しい海を、じっくりと堪能しましょう。
参考:久高のシマ時間「島の見どころ」
ロマンスロード

ロマンスロードは、海岸線に沿って整備された遊歩道で、エメラルドグリーンの海と南国の植物に癒されながら散策を楽しめます。
恋人たちのデートスポットとして人気のロマンスロードですが、高台から島の豊かな自然を一望できる絶景は、女性一人旅でも心穏やかに散歩するのにもぴったりです。
遊歩道の途中には島で唯一の東屋(休憩所)があり、潮風に吹かれながら休憩したり読書したりと、贅沢な癒しのひとときを過ごせます。
美しい海へと続く道や東屋、南国の植物など、写真映えする被写体も盛りだくさん。
人気(ひとけ)も多くないため、久高島にしかない風景をゆっくり写真に収めたい方にもおすすめです。
参考:南城市「久高島」
ハンチャアタイ

ハンチャアタイは「神の畑」を意味する場所で、久高島の中心とされる聖地です。
芝生の広場の角に積み上げられた石は「テンヌジョウ(天の門)」と呼ばれ、天と地を結ぶ場所と言われています。
散策していると何気なく通り過ぎてしまいそうな、一見何の変哲もない場所に見えるハンチャアタイですが、実際はパワーが降り注ぐような厳かな雰囲気がただよっています。
夕方の柔らかな光が差し込む時間に訪れると、その神聖な空間がより穏やかで神秘的に感じられるでしょう。
久高島の歴史や文化を感じながら静かに癒されたい、女性一人旅にもぴったりな場所です。
ハンチャアタイは、久高島の集落の真ん中にあります。
久高島でも特に人気観光スポットの一つである一方、島民の皆さまが生活する場でもあります。
写真撮影の際にはフラッシュを控えるなど、マナーを守って見学しましょう。
久高島とあわせて訪れたい観光スポット【3選】

沖縄本島南部には、久高島とともに訪れることで、より深く沖縄の自然や歴史を感じられるスポットが点在しています。
世界遺産に登録されている琉球王国の最高聖地や久高島を一望できる景勝地、「神々の住む島」と呼ばれる久高島と並ぶスピリチュアルな離島など。
ここでは、久高島とあわせて訪れたい、琉球神話にまつわる沖縄のパワースポットを紹介します。
斎場御嶽

斎場御嶽は、アマミキヨが創成したとされる琉球王国の最高聖地です。
2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録され、沖縄本島を代表する人気観光スポットとして知られています。
2つの大きな岩が寄りかかってできた三角の空間「三庫理(さんぐーい)」が有名で、スピリチャルな雰囲気がただよう人気の写真スポットです。
また、斎場御嶽には「久高島遥拝所」があり、久高島とあわせて訪れる観光客も多くいます。
実際、私は斎場御嶽で久高島を拝んだ後に久高島を訪れ、島の外観から内部の人気スポットまで思う存分に満喫できました。
斎場御嶽から久高島へわたる安座間港までは車で約3分の距離にあるため、ぜひセットで観光してみてくださいね。
斎場御嶽の券売所・駐車場には「南城市地域物産館」があり、久高島に関するお土産もゲットできますよ。
基本情報
- 住所:沖縄県南城市知念字久手堅539
- 営業時間:【3月〜10月】9:00~18:00【11月~2月】9:00~17:30
- 休館日:旧暦5/1~5/3、旧暦10/1~10/3 ※旧暦設定のため毎年変動あり
- アクセス:
【車】那覇空港自動車道「南風原南IC」より約25分
【バス】那覇バスターミナルより路線バス斎場御嶽線に乗車し、「斎場御嶽入口」バス停で下車(券売所まで徒歩すぐ) - 駐車場:あり
- 公式サイト:世界遺産 斎場御嶽公式サイト
知念岬公園

知念岬公園は、沖縄本島南部の最東端に位置する人気の景勝地です。
海にせり出した絶景スポットで、エメラルドグリーンに輝く太平洋をはじめ、久高島やコマカ島などの離島を一望できます。
公園内には赤瓦屋根の東屋や遊歩道が整備されており、海風を感じながら散策するのに最適な一人旅にもおすすめのスポットです。
知念岬公園は、沖縄本島からは久高島を最も近くで眺められる場所で、久高島を余すことなく堪能するには外せません。
斎場御嶽からは徒歩約10分と近いため、ぜひ久高島と組み合わせて楽しんでみてくださいね。
基本情報
- 住所:沖縄県南城市知念字久手堅
- 営業時間:24時間
- 休館日:なし
- アクセス:
【車】那覇空港自動車道「南風原北IC」より約25分
【バス】路線バス「斎場御嶽入口」バス停で下車(徒歩約5分) - 駐車場:あり
- 公式サイト:南城市「知念岬公園」
浜比嘉島

浜比嘉島は沖縄本島の東海岸に浮かぶ小さな島で、古くから「神々の住む島」として知られています。
久高島に降り立った女性の神様・アマミキヨ(アマミチュー)が、男性の神様・シルミチュー(シネリキヨ)とともに移り住んだとされるのが浜比嘉島です。
島内には、沖縄の神様たちが祀られている「アマミチューの墓」や、アマミチューとシルミチューが居住したとされる洞窟「シルミチュー」など、神聖なスポットが充実しています。
島全体がスピリチュアルな雰囲気に包まれたパワースポットであり、琉球神話にまつわる久高島とあわせて訪れるのにはぴったりな島です。
浜比嘉島へは海中道路でつながっており、美しい海を両サイドに感じながら絶景ドライブを楽しみたい一人旅にもおすすめです。
基本情報
- 住所:沖縄県うるま市勝連浜・比嘉
- アクセス:
【車】縄自動車道「沖縄北IC」より約30分
【バス】平安座総合開発株式会社路線バス「浜魚港湾前」or「比嘉港湾前」or「比嘉漁港前(兼久)」で下車 - 公式サイト:おきなわ物語「浜比嘉島」
琉球神話にまつわるもう一つの島・浜比嘉島について気になった方は、ぜひ以下の記事もチェックしてみてください。
一人旅の魅力やモデルコース、スピリチュアルな雰囲気の実態について解説しています。
久高島での女性一人旅の楽しみ方

久高島は心静かに過ごせる神聖な観光スポットが多く、島の文化や手つかずの自然をじっくり満喫したい女性一人旅にぴったりです。
ここからは、実際に久高島一人旅を体験した筆者が、島の魅力を思う存分満喫できるおすすめの過ごし方をご紹介します。
女性一人旅だからこその楽しみ方をご紹介するので、これから久高島を旅する方にとって参考になれば幸いです。
神聖なパワースポットで静かな一人時間に癒される

久高島では、何と言っても沖縄でも有数のパワースポットを巡れるのが魅力です。
聖水が湧き出る「ヤグルガー」や天と地をつなぐ「ハンチャアタイ」など、静寂に包まれた一人時間を過ごせる場所が多くあります。
神聖な雰囲気に包まれたパワースポットでは、その場にいるだけでもエネルギーを感じ、癒されること間違いなしです。
女性一人旅なら、周りを気にせずマイペースに過ごせるため、日頃の喧騒を忘れて心身をリフレッシュできます。
久高島にしかない沖縄の伝統を感じられる聖地で、心が洗われるような癒しタイムを満喫してみてはいかがでしょうか?
久高島の美しい自然をじっくりカメラに収める

久高島は離島ならではの美しい海や手つかずの自然に囲まれており、ここでしか撮れない絶景を写真に収めるのもおすすめです。
特に琉球神話にゆかりのある「ハビャーン(カベール岬)」や「イシキ浜」は、透明度の高い海を近くで楽しめます。
真っ白な砂浜と碧く輝く海、サンゴ礁が隆起した独特の岩場など、沖縄の離島ならではの美しい自然をじっくり写真に残したい方にもぴったりです。
女性一人旅では、同行者を待たせることなく、好きなだけ写真撮影に没頭できるのが嬉しいポイントです。
実際、私は水平線まで続くエメラルドグリーンとコバルトブルーのグラデーションに見惚れ、一眼レフカメラで心ゆくまでシャッターを切りました。
久高島の自然に癒されながら、カメラのシャッター音をBGMに、アウトプットの時間を楽しんでみてはいかがでしょうか?
アクティビティに参加して久高島の神秘を体験する

沖縄の伝統が息づく久高島では、島人が案内する「久高島ガイドツアー」への参加がおすすめです。
地元の認定ガイドによる神話や伝説の解説を聞き、久高島の魅力や神聖なスポットへの理解を深めながら観光を楽しめます。
久高島では、デイグランピングやビーチキャンプ、ダイビングなど、島の自然を肌で感じられるアクティビティも豊富です。
「久高島の自然を見るだけでなく実際に体験したい!」という方は、久高島の公式観光サイト「久高のシマ時間」でチェックしてみてください。
参考:久高のシマ時間「島での過ごし方」
さらに、日本最大級のアクティビティ予約サイト「アクティビティジャパン」では、久高島を海から眺めるシーカヤックや上空から久高島を見下ろすパラセーリングなど、多彩なアクティビティがラインナップ。
一人でも予約OKなプランもたくさんあるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
久高島女性一人旅の日帰りモデルコース

久高島はレンタサイクルで1周約2時間で回れるため、主要観光スポットは日帰りでも十分満喫できます。
筆者が実際に自転車で久高島を観光した経験をもとに、女性一人旅におすすめの日帰りモデルコースを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
9:30 安座間港 発【高速船】
9:45 徳仁港(久高島)着
~徳仁港付近でレンタサイクルを借りる~
10:00 徳仁港 発
10:10 イシキ浜 着
10:40 イシキ浜 発
10:55 ハビャーン(カベール岬)着
11:25 ハビャーン(カベール岬)発
11:35 ロマンスロード 着
12:00 ロマンスロード 発
12:05 クボー御嶽(フボー御嶽)着
※立入禁止のため、内部には入れません。
12:15 クボー御嶽(フボー御嶽)発
12:20 ヤグルガー 着
12:35 ヤグルガー 発
12:50 集落(久高島南部)着
~食堂やカフェなどで島のグルメを楽しむ~
13:30 集落(久高島南部)発
~集落内の神聖なスポット巡りを楽しむ~
以下のスポット間は徒歩でも2~3分の距離のため、集落内をゆっくり散策してみましょう。
【集落内のおもなスポット】
ハンチャアタイ / 大君口・君泊(うぷちんぐち・ちみんとぅまい) / 大里家(うぷらとぅ)/ 御殿庭(うどぅんみゃー)/ ユクミヤー / イチャリ小 / 外間殿(ふかまどぅん・ウプグイ)
15:00 レンタサイクルを返却する
~早めに徳仁港に到着し、久高島船待合所でお土産選び~
16:00 徳仁港(久高島)発【高速船】
16:15 安座間港 着
なお、今回ご紹介した主要スポット巡りに加え、デイグランピングやビーチキャンプなどのアクティビティを体験したい方は、島内に1泊してゆっくり滞在するのがおすすめです。
久高島女性一人旅のQ&A
久高島で過ごす際の注意点は?
立入禁止の聖域がある

「神の島」と呼ばれる久高島には聖域が多く、立入禁止の場所には決して入らないよう注意が必要です。
たとえば、琉球開びゃく神話にも登場する七御嶽の一つ「クボー御嶽(フボー御嶽)」は、男子禁制の島内最高の聖地とされ、通年立ち入りが禁止されています。
ほかにも、御嶽(うたき)や拝所(うがんじゅ)は、時期によって立ち入りが禁じられている場合があります。
各スポットの入口などに「立入禁止」の看板などがないか、必ず確認しましょう。
参考:南城市「久高島クボー御嶽」
ほとんどの海岸が遊泳禁止

久高島ではイシキ浜やヤグルガーなど、島内のほとんどの海岸が遊泳禁止となっています。
島内で唯一海水浴を楽しめるのが、徳仁港から徒歩10分ほどの場所にある「メーギ浜」です。
ただし、監視員はおらず、クラゲ防止ネットなどもないため、安全管理はすべて自己責任となります。
参考:久高のシマ時間「島でのルール」
特に一人旅で「久高島の神聖な海を体感したい!」という方は、「アクティビティに参加して久高島の神秘を体験する」で紹介したアクティビティに参加するのが安心です。
自然物の持ち出し禁止

久高島では、砂やサンゴ、植物などのすべての自然物は持ち出し禁止です。
特にハビャーン(カベール岬)やイシキ浜などでは、真っ白な砂や不思議な形のサンゴなど、思い出に持ち帰りたくなってしまうような美しい自然物をたくさん目にします。
ですが、久高島の大切な財産である貴重な自然は、写真や目に焼き付けて、決して持ち帰らないようにしましょう。
久高島を訪れる際には、久高島の公式観光サイト「久高のシマ時間」で島のルールや注意点を事前にチェックしておくと安心です。
参考:久高のシマ時間「島でのルール」
久高島は女性一人旅でも安全?

手つかずの自然が残る久高島ですが、観光地としても整備されており、一般的に安全に過ごせる島です。
島民の方も穏やかな方が多く、観光客への対応にも慣れているため、女性一人旅でも安心して楽しめます。
私が久高島を旅した際にも、集落内で道に迷っていると島民の方が優しく声をかけてくださったこともあり、女性一人でも安心して過ごせる島だと感じました。
ただし、久高島の宿泊施設は民宿が多く、部屋に鍵が付いていないお宿もあるようです。
宿泊される予定の方は、宿でのセキュリティは事前にチェックしておくと良いでしょう。
久高島の塩はどこで買える?

久高島のお土産として人気なのが、久高島の海水を炊き上げてつくる「久高島の塩」です。
久高島でしかつくれない特別な塩は、日持ちもするため、自分用にはもちろん、家族や友人へのレアなお土産にもぴったりです。
「久高島の塩」は、徳仁港近くの「久高島船待合所」で購入できます。
また、斎場御嶽のチケットを販売している「南城市地域物産館」でも見つけました!
私も自分用に購入して料理に使ってみたところ、塩を入れているだけなのに出汁が効いているような旨味を感じました(ミネラルが豊富だからでしょうか?)。
神聖な久高島ならではの貴重なお土産を、ぜひ忘れずにゲットしてみてくださいね。
まとめ
久高島は、南国の美しい自然と沖縄の神聖な伝統が根付く「神の島」です。
碧く輝く美しい海と沖縄の神話にまつわる神聖な雰囲気を味わえる観光スポットも多く、女性一人でもじっくり癒しの旅を満喫できます。
久高島周辺には、斎場御嶽や知念岬公園などの人気スポットもあるため、ぜひあわせて訪れてより深く久高島の魅力を体験してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※情報は、執筆当時のものです。