目次
はじめに

穏やかな瀬戸内海に浮かぶ豊島は、自然に囲まれた静かな時間を過ごせる島です。
3年に1度開催されるアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の舞台でもあり、自然とアートの融合を満喫できます。
ゆっくりとした時間が流れる中で自然とアートに触れられる豊島は、心を癒したい一人旅にもぴったりです。
今回は、47都道府県制覇 & 約20ヶ所の島巡りをするほどの旅好きが、豊島での一人旅の楽しみ方をご紹介します。
実際に豊島を旅した体験を元に、豊島の魅力や豊島一人旅で気を付けるべきポイントも合わせて紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
この記事が、以下のような皆さまのご参考になれば幸いです。
- これから豊島へ一人旅したいと思っている方
- 豊島一人旅を余すことなく存分に満喫したい方
- 豊島一人旅のモデルコースを知りたい方
豊島について

豊島は、香川県の北東部に位置している自然あふれる島です。
同じく「瀬戸内国際芸術祭」で賑わう小豆島・直島の間に位置しています。
豊島は、レンタサイクル(電動自転車)を利用して約1時間半で一周できるほどの小さな島です。
豊島へのアクセスや島内の移動方法について、以下で詳しく解説します。
豊島へのアクセス

豊島は、香川県の高松港・岡山県の宇野港・小豆島・直島から船で行きます。
豊島へのアクセス
- 高松港から
高松港から唐櫃港(豊島)まで定期船で約35分
高松港から家浦港(豊島)まで定期船で約35分 - 宇野港から
宇野港から家浦港(豊島)まで旅客船で約25分
宇野港から唐櫃港(豊島)まで旅客船で約40分
宇野港から家浦港(豊島)までフェリーで約40分
宇野港から唐櫃港(豊島)までフェリーで約1時間 - 小豆島から
土庄港(小豆島)から唐櫃港(豊島)まで旅客船で約20分
土庄港(小豆島)から家浦港(豊島)まで旅客船で約35分
土庄港(小豆島)から唐櫃港(豊島)までフェリーで約30分
土庄港(小豆島)から家浦港(豊島)までフェリーで約50分 - 直島から
宮浦港(直島)から家浦港(豊島)まで旅客船で約25分
豊島へ渡る船には、旅客船とフェリーの2種類があります。
旅客船は所要時間が短く、フェリーは定員が多く混雑時にも乗りやすいなど、それぞれメリット・デメリットが異なります。
また、車や自転車を利用する方はフェリーのみ乗船可能です。
それぞれの旅行の予定や希望に合わせて、選択してくださいね。
旅客船 | フェリー | |
---|---|---|
所要時間 | 短い | 長い |
料金 | 同じ | 同じ |
定員 | 少ない(100名以下) | 多い(約350名) |
車・自転車の乗船 | 不可 | 可 |
・乗船券は予約不可のため、混雑時は乗船できない可能性があります。
・乗船券は出航時間の20分~30分前から現地で販売されるため、港へは早めの到着がおすすめです!
・出航時刻により寄港する港が異なるため、事前に各フェリー会社のホームページなどでよく確認しましょう。
・豊島美術館の休館日は寄港する港が異なる場合があるため、こちらも事前にチェックしましょう。
豊島島内の移動手段

豊島島内のおもな移動手段は、レンタサイクル・レンタルバイク・バスです。
徒歩でも移動できますが、家浦港~唐櫃港までは歩くと約1時間かかります。
各観光スポットを効率的に回りたい方には、レンタサイクルが特におすすめです。
移動手段 | おすすめポイント | 注意点・備考 | おすすめ度(一人旅) |
---|---|---|---|
レンタサイクル | ・時間の制約なく自由にスケジュールを立てられる ・台数が多い ・リーズナブル | ・島内は坂が多いため電動自転車がおすすめ ・混雑するシーズンは予約を ・雨の日は雨具が必須 | ◎ |
レンタルバイク | ・時間の制約なく自由にスケジュールを立てられる ・体力を温存できる ・リーズナブル | ・台数が少ない ・混雑するシーズンは予約を ・雨の日は雨具が必須 | ◎ |
レンタカー | ・時間の制約なく自由にスケジュールを立てられる ・移動時間が短い ・雨の日でも安心 | ・費用が高め(ガソリン代もかかる) ・台数が少ない | ○ |
バス | ・移動時間が短い ・雨の日でも安心 ・リーズナブル | ・運行本数が少ない(1~2時間に1本ほど) ・島民優先のため、混雑時は乗車できない場合がある | ○ |
徒歩 | ・島内をゆっくり散策できる ・費用がかからない | ・移動時間が長い ・体力を使う | ○ |
タクシー | ・体力に自信がない方も気軽に移動できる | ・島内に1台のみのため、混雑時は確保が難しい | △ |
豊島島内のお店・ATM

豊島島内には、食料品・日用品を販売する商店やお土産ショップが点在しています。
また、島のグルメを楽しめるレストランやカフェもあります。
ただし、大型のスーパーマーケットやドラッグストア、コンビニエンスストアなどはありません。
特に島内で宿泊する予定の方は、必要な物は本土でそろえておくのがおすすめです。
また、豊島には銀行やATMもあります(2ヶ所のみ)。
豊島へ渡る船は、クレジットカードや電子マネーは使えず現金のみです。
特に普段キャッシュレス決済を利用している方は、乗船前に現金を持ち合わせているかチェックしておくと安心です。
豊島の一人旅におすすめのスポット【7選】

豊島は、3年に1度開催の「瀬戸内国際芸術祭」の開催期間中には、船に乗船できないこともあるほど人気の高い島です。
島内には、美しい自然とアートを楽しめる人気スポットがたくさんあります。
豊島を代表する観光スポットである「豊島美術館」をはじめ、世界中の人々の鼓動を保存している「心臓音のアーカイブ」など、豊島ならではのユニークなアート作品が盛りだくさん。
ほかにも豊島に行ったらぜひ体験してほしいスポットを7つに厳選してご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
豊島美術館

豊島美術館は、豊島の中でも特に人気の観光スポットです。
豊島美術館は、瀬戸内海の穏やかな海を望む小高い丘のうえにあります。
しずくのようなドーム型の建物が、豊島美術館唯一の作品である“母型”です。
巨大な空間が広がる”母型”の中に入ると、地面のあちこちから水が湧き出し、水滴が時間とともに形を変えるユニークなアートを体験できます。
風の音・鳥のさえずりなど、自然の音だけの静かな空間で、豊島美術館にしかない癒しの時間を過ごせますよ。
光・水・空気などの自然的な要素を使い、空間全体をアート作品とするアーティスト・内藤礼さんと、妹島和世さんと組むユニット「SANAA」で知られる西沢立衛さんによる作品です。
豊島の豊かな自然とアートの融合を体感したい方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
基本情報
- 住所:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
- 営業時間:
【3/1~9/30】10:00~17:00(最終入館16:30)
【10/1~2月下旬】10:00~16:00(最終入館15:30) - 休館日:
【3/1~11/30】火曜
【12/1~2月下旬】火曜~木曜 ※祝日は開館、翌日休館 - アクセス:
家浦港よりバスで約15分・レンタサイクルで約30~40分
唐櫃港よりバスで約3分・レンタサイクルで約5分・徒歩約15分 - 駐車場:あり
- 公式サイト:ベネッセアートサイト直島Webサイト「豊島美術館」
心臓音のアーカイブ

心臓音のアーカイブは、「生と死」をテーマにした作品を多く手がけるフランスのアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーさんによる作品です。
クリスチャン・ボルタンスキーさんは、人々が生きた証として心臓音を残すプロジェクトを2008年から開始しています。
心臓音のアーカイブは、クリスチャン・ボルタンスキーさんが世界中で集めた心臓音を聴ける、ほかにはない美術館です。
空間自体がアート作品となっている防音室「ハートルーム」では、心臓の鼓動音に合わせてライトが光る厳かなアートを体験できます。
豊島の自然音すらも閉ざされた空間で生命を感じる、貴重な体験になること間違いなしです。
心臓音のアーカイブでは、「レコーディングルーム」で自分の心臓の収録も可能です。
自分や大切な人が生きた証を、アート作品として残してみてはいかがでしょうか?
基本情報
- 住所: 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
- 営業時間:
【3/1~9/30】10:00~17:00(最終入館16:30)
【10/1~2月下旬】10:00~16:00(最終入館15:30) - 休館日:
【3/1~11/30】火曜
【12/1~2月下旬】火曜~木曜 ※祝日は開館、翌日休館 - アクセス:唐櫃港よりレンタサイクルで約5分・徒歩約15分
- 駐車場:なし
- 公式サイト:ベネッセアートサイト直島Webサイト「心臓音のアーカイブ」
勝者はいないーマルチ・バスケットボール

「勝者はいないーマルチ・バスケットボール」は、スペインの作家であるジャスミナ・イオベットさんとルイス・フェルナンデス・ポンズさんによる屋外アート作品です。
「勝者はいないーマルチ・バスケットボール」は、豊島の玄関口の一つ・唐櫃港から徒歩約5分の集落にあります。
豊島の形に切り取られたバックボードに、高さの異なる6つのリングが設置されたユニークなバスケットゴール。
競い合って一つのリングにゴールを決める普段とは異なり、作品に出会う人次第でさまざまな楽しみ方がある、遊び心満載の作品です。
作品のそばにバスケットボールが置いてあるため、実際にシュートして作品を体験できますよ。
無料でいつでも楽しめるため、豊島を訪れたらぜひ一度はスポーティーなアートを楽しんでみてくださいね。
基本情報
- 住所: 香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃2614
- 営業時間:24時間
- 休館日:なし
- アクセス:唐櫃港より徒歩約5分
- 駐車場:なし(唐櫃港駐車場を利用)
- 公式サイト:豊島観光ナビ「イオベット&ポンズ」
空の粒子

「空の粒子」は、彫刻家・版画家として有名な青木野枝さんによる、空に粒子が円形に浮かんでいるかのような鉄の彫刻作品です。
貯水タンクの周りに設置された作品のため、水の音を聴きながら空に浮かぶ作品を鑑賞できます。
「空の粒子」は屋外作品のため、時間と共に移り変わる空の色により、一度として同じ姿はない自然とアートの融合を楽しめますよ。
この作品は見る角度によっては、作品越しに空と海が同時に映る絶景も拝めるのが魅力的なポイントです。

場所が少し分かりづらいので、「唐櫃の清水」(隣にあります)を目指していくと良さそうです。
今まで一度も枯れたことのない『命の水』とも言われる湧き水「唐櫃の清水」も、ぜひ合わせて見学してみてください。
基本情報
- 住所:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃岡
- 営業時間:24時間
- 休館日:なし
- アクセス:唐櫃港・家浦港より電動自転車で20分前後 or バス停「清水前」より徒歩約1分
- 駐車場:なし(唐櫃港駐車場を利用)
- 公式サイト:豊島観光ナビ「青木野枝」
島キッチン

島キッチンは、2010年の瀬戸内国際芸術祭の際に建築家・安部良さんが空き家を再生した、「食とアート」で人々をつなぐプロジェクトです。
瀬戸内海で獲れた新鮮な魚や、島内で採れた野菜・果物を使った美味しくてヘルシーな料理を堪能できます。
古民家を改装しており、縁側席もテラス席も、ゆっくりくつろげる空間が広がっています。
店舗そのものがアート作品になっている島キッチンで、豊島ならではの絶品料理を楽しむ、特別なランチタイムをぜひ楽しんでみてくださいね。
基本情報
- 住所:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃1061
- 営業時間:11:00~16:00
- 定休日:火曜~金曜 ※月曜が祝日の場合は翌火曜は営業
- アクセス:唐櫃港より電動自転車で約15分 or バス停「清水前」・「唐櫃岡集会所前」より徒歩約3分
- 駐車場:なし(唐櫃公堂周辺の駐車場を利用)
- 公式サイト:島キッチン公式サイト
針工場
針工場は、メリヤス針の製造工場跡に、宇和島で造られた鯛網漁船の木型を組み合わせたアート作品です。
約30年前に閉鎖されたメリヤス針の製造工場と、同じく約30年間本来の役割を果たすことなく放置されていた船型のコラボレーション。
現在美術家・大竹伸朗さんにより、全長約17mの巨大な船の木型が「海」を思わせる豊島らしいアート作品に仕上がっています。
また、鉄やタイル素材を集めて作られた針工場の入り口は、秘密基地のようなワクワク感を体験できますよ。
針工場では、夕暮れから日没まで「夕暮れの針工場」を見学できる期間限定のイベントも開催されます。
渡島のタイミングが合う方は、普段とは異なる針工場の姿を見学してみてくださいね。
基本情報
- 住所:香川県小豆郡土庄町豊島家浦字中村1841-2
- 営業時間:13:00〜17:00(最終入館16:30)
- 休館日:不定休(土日月開館が多いです)
- アクセス:家浦港より電動自転車で約5分
- 駐車場:なし(豊島公民館駐車場を利用)
- 公式サイト:ベネッセアートサイト直島Webサイト「針工場」
豊島横尾館
豊島横尾館は、「生と死」を主題に活躍するアーティスト・横尾忠則さんと建築家・永山祐子さんによる、古民家を活用したアート作品です。
豊島横尾館は、古民家の屋内だけでなく石庭・池なども活用したダイナミックな作品となっています。
赤・青・金色などの鮮やかなカラーを使い、どこかドキッとする「生と死」を思わせる空間が特徴です。
また、改修時に用いられた色ガラスの赤色は生命の血液の象徴的な色であり、豊島横尾館が「生と死」をイメージさせる理由の一つです。
豊島の自然の中で古くから残る古民家と、現代アートのコラボレーションを体験したい方は、ぜひ訪れてみてください。
基本情報
- 住所:香川県小豆郡土庄町豊島家浦2359
- 営業時間:
【3/1~9/30】10:00~17:00(最終入館16:30)
【10/1~2月下旬】10:00~16:00(最終入館15:30) - 休館日:
【3/1~11/30】火曜
【12/1~2月下旬】火曜~木曜 ※祝日は開館、翌日休館 - アクセス:家浦港より電動自転車で約5分・徒歩約3分
- 駐車場:なし
- 公式サイト:ベネッセアートサイト直島Webサイト「豊島横尾館」
豊島の観光スポット【エリア別まとめ】

豊島観光の際には、エリアごとにまとめてアートスポットを回るのが効率的です。
豊島は、港のある唐櫃地区と家浦地区に観光スポットが集中しています。
エリアごとの代表的なアート作品をまとめてみたので、これから初めて豊島一人旅を楽しむ予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
エリア | 主な観光スポット |
---|---|
唐櫃地区 | 豊島美術館・心臓音のアーカイブ・勝者はいないーマルチ・バスケットボール・あなたの最初の色(私の頭の中の解-私の胃の中の溶液)・島キッチン・空の粒子・ささやきの森 |
家浦地区 | 豊島横尾館・針工場 |
硯地区 | トムナフーリ(2025年4月時点は休館中) |
甲生地区 | 海を夢見る人々の場所・豊島八百万ラボ(2025年4月時点は休館中) |
豊島の一人旅をおすすめする理由

豊島は、心も身体も癒されたい方の一人旅にぴったりの島です。
なぜなら豊島は、島ならではのゆっくり流れる時間のなかで、自分のペースで自然とアートを満喫できるためです。
豊島では自然とアート作品が融合した、ここでしか見られない芸術を楽しめます。
ここからは、静かな時間を過ごせることや写真撮影を満喫できることなど、豊島での一人旅をおすすめする理由を3つに分けてご紹介します。
これから豊島を訪れる方や、豊島への一人旅を検討している方は、最後までチェックしていただけると幸いです。
自然とアートの融合を楽しめる

豊島での一人旅をおすすめしたい最大の理由は、自然とアートの融合を楽しめることです。
穏やかな瀬戸内海に囲まれた豊かな自然はもちろん、自然の中に溶け込むように点在するアート作品にも癒されること間違いなしです。
アートと言うと美術館のなかで鑑賞するイメージが強いですが、豊島は海や空の色、風の音までもがアート作品の一部になっています。
静かな自然の中で、一人でじっくりアートを感じられる豊島は、一人旅にぴったりなのです。
たとえば、豊島美術館の”母型”では、会話する人はほとんどいません。
ただじっくりアート作品のなかに佇み、風の音と鳥のさえずりを聴きながら、水滴の動きを眺めるのです。
日々の忙しさを忘れて、心と頭をリフレッシュする贅沢な時間を過ごしてみたい方は、豊島へ一人旅に訪れてみてはいかがでしょうか?
とにかく静かな一人時間を過ごせる

豊島ではゆったりと時間が流れる島内で、静かな一人時間を過ごせるのも、豊島一人旅をおすすめしたい理由です。
普段の生活では、学校や仕事で常に周りでさまざまな声が飛び交います。
目まぐるしく時間が過ぎる毎日に、疲れ切っている方もいらっしゃるでしょう。
(まぎれもなく、私もその一人です…)
そんなときは、自然に囲まれながら、一人で気ままに癒しスポットを巡れる豊島一人旅がぴったりです。
特にレンタサイクルを利用すれば、時々海や島の動植物を眺めるのに立ち止まりながら、移動中も一人静かに過ごせますよ。
豊島一人旅は、心や頭のなかに渦巻くモヤモヤや疲れをデトックスする効果が絶大です。
日頃の喧騒から離れて静かな時間に癒されたくなったら、ふらっと気ままに豊島一人旅に出かけてみてくださいね。
フォトスポットがたくさんある

豊島は自然やアートにかかわるフォトスポットが多いのも、一人旅をおすすめしたい理由の一つです。
豊島には、海や島の植物、豊島ならではの集落の風景など、つい立ち止まってしまう絶景スポットが多くあります。
私はよく旅行にカメラを持参するのですが、家族や友人と一緒にいるときは待たせることが申し訳なく、じっくり写真撮影することはあまりありません。
一人旅なら、好きなタイミングで立ち止まり、周りや時間を気にせずゆっくりと写真撮影を楽しめます。
一眼レフカメラの「カシャッ」という音も、心のストレスを吐き出すようなリフレッシュ方法の一つなのです。
豊島を訪れたら、ぜひスマートフォンやお気に入りのカメラで、豊島の美しい自然とアートを思い出に残してみてくださいね。
以下の記事では「47都道府県制覇旅行の一人旅事情」で、一人旅にカメラを持参するメリットをご紹介しています。
一人旅をより楽しむ方法を知りたい方やカメラの購入を迷っている方などは、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
豊島一人旅のおすすめモデルコース【日帰り】

ここまで、豊島の概要やおすすめ観光スポット、豊島一人旅の魅力などをご紹介してきました。
豊島は小さい島のため、島全体を巡っても日帰りで十分楽しめます。
ここでは、実際に一人旅をする際のモデルコース(日帰り)を考えてみました。
私が実際に豊島を訪れた際のルートも含めながら、現実的なモデルコースをご紹介します。
これから豊島一人旅の予定がある方や、「豊島って日帰りでも回れるの?」という疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです。
7:40 高松港 発
8:15 家浦港(豊島)着
8:30 家浦港付近で自転車をレンタル
※電動自転車がおすすめです!
8:45 家浦港 発
9:25 勝者はいないーマルチ・バスケットボール 着
9:45 勝者はいないーマルチ・バスケットボール 発
9:50 心臓音のアーカイブ 着
~10:00の開館まで、近くの海岸でゆっくりする~
10:30 心臓音のアーカイブ 発
10:45 豊島美術館 着
※予約時間に合わせてご調整ください。
12:00 豊島美術館 発
12:05 島キッチン 着
※定休日の場合、唐櫃地区内にはほかにも島の絶品グルメを提供している食堂やカフェがあります。
13:00 島キッチン 発
13:05 あなたの最初の色(私の頭の中の解-私の胃の中の溶液)着
13:20 あなたの最初の色(私の頭の中の解-私の胃の中の溶液)発
13:25 空の粒子 着
13:45 空の粒子 発
※隣接する「唐櫃の清水」もぜひ合わせて鑑賞してみてください。
14:15 豊島横尾館 着
14:45 豊島横尾館 発
14:55 針工場 着
15:15 針工場 発
15:25 家浦港付近でレンタサイクル返却
~家浦港付近の海やカフェでゆっくり過ごす~
16:50 家浦港 着
17:20 家浦港 発
17:55 高松港 着
豊島は、小豆島や直島などほかの島々と合わせて巡るのもおすすめです!
実際、私は小豆島を経由して豊島に渡っています(前日に直島巡り)。
豊島観光の前後に香川県内を観光する予定の方は、以下の記事もぜひチェックしてみてください。
香川県内のおすすめ観光スポットや名物グルメなどを、モデルコースを含めて詳しくご紹介しています。
豊島一人旅の注意点

豊島の魅力やモデルコースなどが分かったところで、豊島一人旅の注意点もご紹介します。
豊島は「瀬戸内国際芸術祭」の主要スポットでもあり、アートの島として非常に人気の高い島です。
そのため、事前に注意点をチェックしておかないと、「混雑して船に乗れなかった」「当日行ったら美術館に入館できなかった」などの残念な思いをする可能性があります。
また、豊島は本土から離れた豊かな自然を楽しめる一方で、コンビニエンスストアがないなどの離島ならではの注意ポイントもあります。
豊島滞在時の注意ポイントをチェックして万全な準備を整えたうえで、豊島の自然とアートに存分に癒されましょう!
豊島美術館は予約制

豊島一人旅の注意ポイントの1つ目は、豊島美術館は事前に予約が必要な点です。
豊島美術館を訪れる際は、入館日の2ヶ月前に販売開始されるオンラインチケットを事前購入しておきましょう。
当日現地でチケットを購入することもできますが、予約枠に空きがある場合のみです。
空きがない場合は入館できないため、特別な事情がない限りは事前にオンラインチケットを購入するのが無難です。
特に「瀬戸内国際芸術祭」の開催期間中は予約枠が早々に完売する場合もあるため、早めにオンラインチケットの確保を済ませてくださいね。
また、オンライン購入の方が、窓口購入よりも料金はお得です。
オンライン購入 | 窓口購入 ※当日空きがある場合のみ |
---|---|
1,800円 ※15歳以下は無料 | 2,000円 ※15歳以下は無料 |
豊島発着の船は予約不可

豊島を訪れる際の注意ポイントの2つ目は、豊島発着の船は旅客船・フェリーともに予約できない点です。
つまり、混雑している場合は、当日予定していた船に乗れない可能性があります。
対処方法は、出航時間の20~30分前に現地で販売される乗船券をゲットするために、港に早めに到着することです。
出航時間ギリギリに到着するのではなく、チケット販売前から早めに待機して、販売開始時間を待ちましょう。
しかし、それでも混雑時には乗船できないこともあるかもしれません。
そのため、特に混雑が予想される「瀬戸内国際芸術祭」の開催期間中などは、予定の船に乗れなくても対応できるゆとりのあるスケジュールを組んでおくのがおすすめです。
ちなみに、私が豊島一人旅をした際は「瀬戸内国際芸術祭」の期間外でした。
一応早めに港に着きましたが、全員乗船後にも空席がありました。
24時間営業のお店はない

豊島一人旅の注意ポイントの3つ目は、島内にはコンビニなどの24時間営業のお店がない点です。
「豊島島内のお店・ATM」でもご紹介したように、豊島にはコンビニだけでなくスーパーマーケットなどもありません。
つまり、早朝や夜間に日用品などが必要になった場合も、気軽に買い物できるお店は限られます。
豊島島内にある食料品・日用品の個人商店は、朝は早くても7:00開店、夜は遅くても21:00頃までの営業です。
また、本土と比べると小さな商店が多いため、品揃えも限られることがほとんどです。
豊島を訪れる際は、普段使っている日用品や軽食などは事前に購入しておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、自然とアートの融合が魅力の豊島で、一人旅を楽しむのに欠かせない情報やおすすめ観光スポットなどをご紹介しました。
豊島は穏やかな瀬戸内海に囲まれた島らしく、島ならではの自然をゆっくり満喫できる、一人旅にぴったりの島です。
島の自然と融合することで完成するアート作品も多く、島好き・自然好き・アート好きにはたまらない島と言えます。
自然とアートを全身で感じながら、豊島ならではの特別な癒し時間を過ごしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。