目次
はじめに

2024年7月に「佐渡島の金山」が世界遺産に登録され、再び注目を集める新潟県の離島・佐渡島。
佐渡島は、佐渡金山にまつわる歴史的なスポットが点在するだけでなく、国の特別天然記念物であるトキが空を舞い、独自の伝統と自然が息づく島です。
また佐渡島では、初夏には島内随一の景勝地を彩る「トビシマカンゾウ」の絶景も写真スポットとして人気を集めています。
今回は、佐渡島での居住歴2年の旅好きが、トビシマカンゾウの見頃や魅力、おすすめの写真スポットなど、期間限定の絶景を存分に楽しむための情報を詳しく解説します。
トビシマカンゾウを楽しめる大野亀へのアクセスや駐車場情報、トビシマカンゾウ観賞を含めた島内観光のモデルコースも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
佐渡島のトビシマカンゾウとは?

佐渡島には、国内でも限られた地域でしか見られない黄色い花・トビシマカンゾウの群生地「大野亀」があります。
佐渡島を代表する景勝地である大野亀では、約50万株・100万本ものトビシマカンゾウが咲き誇り、初夏になると一面を鮮やかな黄色に染め上げます。
トビシマカンゾウは、日本でも限られた離島にしか生息せず、花を咲かせるのは初夏のわずかな期間だけ。
希少な花が織りなす特別な絶景を楽しみたい方には、ぴったりのスポットです。
まずは、トビシマカンゾウの生息地や特徴、そして佐渡島で見られるトビシマカンゾウの魅力を順に紹介していきます。
トビシマカンゾウの生息地・特徴

トビシマカンゾウは、山形県の飛島と酒田海岸(酒田市)、そして今回ご紹介する新潟県・佐渡島(佐渡市)のみに生息する貴重な花です。
参照:にいがた観光ナビ「国内で見られるのは2か所だけ!?トビシマカンゾウ大群落を見に行こう/佐渡市・大野亀」
黄色から鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるユリ科の多年草で、佐渡島では初夏にかけて、「大野亀」をはじめとする海岸近くの岩場で可憐な花が咲き誇ります。
トビシマカンゾウは、花びらが大きくダイナミックな美しさが特徴で、見頃を迎えると一面が黄色からオレンジ色に彩られる様子は、まさに圧巻です。
花からただようほのかな甘い香りに包まれながら、広大な海岸草原を散策する――そんな贅沢な癒し時間を過ごせます。
トビシマカンゾウとニッコウキスゲの違い

トビシマカンゾウは、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)と似ているため「何が違うの?」と疑問に思う方も多くいます。
実のところ、トビシマカンゾウはニッコウキスゲの一種なのです。
トビシマカンゾウはニッコウキスゲの「島嶼(島しょ)型変種」といわれており、離島ならではの特徴をもつ地域固有の種です。
本州では標高1,000m以上の高所で生息するニッコウキスゲに対して、佐渡島や飛島などのように冷涼な地域の海岸沿いに生息する種が、トビシマカンゾウと呼ばれています。
本州のニッコウキスゲと比較して、トビシマカンゾウの草丈は約1mと大型で、1株あたりに多くの花をつけるのが特徴です。
ダイナミックなトビシマカンゾウが咲き誇る迫力満点の絶景を、ぜひ佐渡島有数の景勝地・大野亀で満喫してみてください。
参照:鳥海山・飛島ジオパーク「【第125回】トビシマカンゾウの特徴と謎」
佐渡島のトビシマカンゾウの魅力

佐渡島では、日本一のトビシマカンゾウ群生地「大野亀」でトビシマカンゾウを観賞できるのが魅力です。
大野亀では、初夏の見頃になると50万株・100万本のトビシマカンゾウが一斉に花を咲かせ、その期間限定の貴重な絶景を求めて、全国から多くの観光客や写真家が集まります。
トビシマカンゾウは、佐渡島では方言で「ヨーラメ(ヨーラミ)」と呼ばれ、積極的に保護・育成が行われ、長年大切にされてきました。
「ヨーラメ」は「卵をはらんだ魚」という意味で、鯛などの魚が産卵する漁期を知らせる花として、古くから地元の方々の暮らしに根付いています。
大野亀は、そんな佐渡島を象徴する花・トビシマカンゾウと、コバルトブルーの海が織りなす美しいコントラストを楽しめるスポットです。
大野亀の基本情報や「神の降り立つ場所」といわれる理由、おすすめの休憩スポットについては、以下で詳しく紹介します。
トビシマカンゾウの生息地・大野亀とは?

大野亀は、日本一のトビシマカンゾウ群生地として知られる、佐渡を代表する景勝地です。
まるで巨大な亀の甲羅のように、標高167mの一枚岩が海に突き出す姿は圧巻。
日本を訪れる外国人観光客向けガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星を獲得した名勝で、国内外の旅行者を魅了する絶景を堪能できます。
大野亀は、佐渡島北部にある外海府海岸の一部で、「佐渡弥彦米山国定公園」を象徴する景勝地の一つです。
佐渡島の北端に位置しており、透明度が高いコバルトブルーの日本海を一望できます。
トビシマカンゾウが咲き誇る初夏には、鮮やかな黄色い花と青い海、岩と緑が織りなす壮大な景観が広がり、カメラ愛好家やSNS映えを求める方にも人気のスポットです。
基本情報
- 住所:新潟県佐渡市願
- 営業時間:終日
- 休館日:なし
- アクセス:
【車】両津港より約50分
【バス】両津港より路線バス「内海府線」で約1時間20分、「大野亀」バス停で下車すぐ ※土日祝は予約制 - 駐車場:あり
- 公式サイト:さど観光ナビ「大野亀」
大野亀は「神の降り立つ場所」

大野亀の「亀」は、日本語の「神」やアイヌ語の「カムイ」に由来するとされており、佐渡島では古くから神が降り立つ神聖な場所といわれてきました。
また、大野亀の頂上にある「善宝寺石塔」は、航海の安全を祈る竜神として地元の方々に信仰されており、大野亀が神聖なパワースポットとされる理由の一つです。
散策路の途中には、大野亀そのものを祀るように木製の鳥居が鎮座しています。
広大なトビシマカンゾウの草原に鳥居がぽつんとただずむ光景は、まるで神様が自然の絨毯を敷き詰めたかのような神秘的な美しさです。
大野亀では、トビシマカンゾウの可憐な花々に加え、神聖な島・佐渡島に息づく信仰の歴史と文化もぜひ体感してみてください。
両津港から大野亀へのアクセス

佐渡島へは、新潟港(新潟市)から最短1時間7分の船旅です。
佐渡島の玄関口・両津港から大野亀へのおもなアクセスは、レンタカー・路線バス・ライナーバス・観光タクシーの4つです。
それぞれの交通手段の所要時間や料金、特徴を以下の表にまとめました。
| 所要時間・特徴 | 料金 | 注意点 | |
|---|---|---|---|
| レンタカー | ・両津港から約50分 ・駐車場あり ・最も早く移動できる ・効率よく島内観光を楽しめる | ・オフシーズン:6時間 3,500円~6,500円前後 ・ハイシーズン:6時間4,500円~8,000円前後 | ・佐渡島はレンタカーの予約が混みやすく、早めの予約が必要 |
| 路線バス | ・両津港より「内海府線」で約1時間20分、「大野亀」バス停で下車(徒歩約1分) ・平日は1日約4本、土日祝は1日2本と運行数は少なめ | ・片道:大人860円 / 子供430円 | ・土日祝の「内海府線」は事前予約制 |
| ライナーバス(カンゾウライナー) | ・両津港より約1時間10分 ・1日1往復のみ | ・片道:大人1,500円 / 子供1,000円 | ・トビシマカンゾウの見頃時期(土日のみ)に運行 ・事前予約制 |
| 観光タクシー | ・両津港より約50分 ・運転免許がない方も自由に島内を巡れる ・地元ドライバーの案内で観光地を巡れる | ・新潟交通佐渡株式会社:5時間 35,000円 ・ | ・料金を折半できる複数人での利用がおすすめ |
※料金は、2025年11月調査時の情報です。
※レンタカーや観光タクシーの料金はあくまでも目安であり、店舗や車種などによって異なります。

佐渡島の各観光スポットを巡る方には、時間を気にせず柔軟にスケジュールを組めるレンタカーが最適です。
レンタカーなら、海辺のドライブを楽しみながら大野亀へ向かえますよ。
大野亀に駐車場はありますか?

大野亀には、大野亀ロッジ前に無料駐車場があります(乗用車:20台、バス:3台)。
目の前に公衆トイレもあり、大野亀観光の拠点に便利です。

また、できるだけリーズナブルに移動したい方には、路線バスがぴったり。
ただし、運行本数が少なく、大野亀行きの路線は土日祝は事前予約が必要なため、利用する場合は時刻表を確認のうえ、電話で予約しておきましょう。
トビシマカンゾウが見頃となる土日には、両津港から大野亀まで運行するライナーバス「カンゾウライナー」も利用できます。
路線バスの時刻表や「カンゾウライナー」の運行情報については、新潟交通佐渡株式会社の公式サイトをご確認ください。
さらに、「運転免許はないけれど柔軟に移動したい」という方には、観光タクシーの利用もおすすめです。
気になる方は、「新潟交通佐渡株式会社公式ホームページ」または以下のリンク(アクティビティジャパン)より、観光タクシーのプランをチェックしてみてください。
休憩所「大野亀ロッジ」からの眺めも必見

大野亀を訪れたら、駐車場近くにあるレストハウス「大野亀ロッジ」へもぜひ立ち寄ってみてください。
大野亀ロッジは、佐渡島の名勝・大野亀を間近で眺めながら食事を楽しめるのが魅力です。
オーナー自ら漁に出て獲った新鮮な魚介を使った海鮮丼や、地元の食材をふんだんに使った日替わり定食など、佐渡島ならではの味覚を堪能できます。
また、コーヒーやソフトクリームを味わいながら、テラス席でゆったり過ごすのもおすすめです。
大野亀を散策したあとは、絶品ランチや冷たいアイスで休憩しながら、トビシマカンゾウが彩る絶景をゆっくり満喫してみてください。
基本情報
- 住所:新潟県佐渡市願149
- 営業時間:9:00~16:00
- 定休日:12月~3月
- アクセス:
【車】両津港より約50分
【バス】両津港より路線バス「内海府線」で約1時間20分、「大野亀」バス停で下車(徒歩約1分)※土日祝は予約制 - 駐車場:あり
- 公式サイト:さど観光ナビ「大野亀ロッジ」
トビシマカンゾウの見頃は?
トビシマカンゾウの見頃は初夏

大野亀でのトビシマカンゾウの見頃は、毎年5月下旬から6月上旬です。
2025年の開花状況は、5月29日頃に全体の約1~2割が咲き始め、6月9日前後に見頃を迎えています。
ちなみに、2024年は5月23日頃につぼみが付き始め、5月26日頃に咲き始め、6月6日前後に見頃を迎えました。
私が訪れた5月30日時点では、満開とはいかなかったものの、十分に黄色の絨毯を満喫できました。
トビシマカンゾウは、咲いたら1日でしぼんでしまう「一日花」ですが、大野亀では50万株・100万本もの花が次々咲くため、見頃の時期には長くその美しい様子を楽しめます。
トビシマカンゾウの見頃は、以下の公式サイトで確認すると確実です。
見頃にあわせて佐渡カンゾウWEEKも開催

トビシマカンゾウの見頃に合わせて、佐渡島では「佐渡カンゾウWEEK」が開催されます。
「佐渡カンゾウWEEK」では、最終日(例年6月の第2日曜日)に島の伝統芸能が披露されるなど、トビシマカンゾウが咲き誇る大野亀一帯がお祭りムードに包まれます。
せっかくトビシマカンゾウを観賞するなら、佐渡の自然と大迫力の伝統芸能が調和する特別なひとときを、堪能してみてはいかがでしょうか?
2025年の「佐渡カンゾウWEEK」は、5月24日(土)~6月8日(日)の2週間でした。
当年の「佐渡カンゾウWEEK」の日程は、さど観光ナビの公式サイト等でご確認ください。
参照:さど観光ナビ「佐渡カンゾウWEEK (5月24日~6月8日)」
トビシマカンゾウの写真スポット

期間限定の絶景・トビシマカンゾウは、せっかくならベストポイントで写真に収めたいですよね。
大野亀でトビシマカンゾウを美しく撮るには、鮮やかな黄色い花が周囲の自然と調和する写真スポットを知っておくのが大切です。
SNS映えする写真を撮りたい方は、ぜひ以下の構図を参考にしてみてください。
① 大野亀・青い空・草原が同時に映る場所

亀の甲羅のような姿が印象的な構図です。
晴れている日には、青い空と白い雲がまるでジブリ映画のエンディングのような壮大な雰囲気を演出します。
② 鳥居の背景に雄大な大野亀がそびえる場所

鳥居が小さく映り、大野亀の大きさが際立つ構図です。
大野亀そのものが祀られている、神秘的な一枚を撮影できます。
③ 遊歩道と人物が入り雄大な大野亀が映える場所

遊歩道を歩く人がミニチュアのように見え、スケールの大きさが強調されます。
コバルトブルーの日本海も一緒に映せる絶好の構図です。
④ トビシマカンゾウ越しに大野亀が映る場所

咲き誇るトビシマカンゾウを手前に、大野亀を背景に配置する構図です。
花の鮮やかさと景勝地の雄大さが際立つ、明るく爽やかな一枚になります。
⑤ トビシマカンゾウの花々に囲まれる場所

花をクローズアップして撮影する構図です。
ほんのり甘い香りを感じながら、トビシマカンゾウの日本一の群生地らしく、花々が辺り一面に立ち並ぶ姿を写し取れます。
佐渡で訪れたいおすすめ観光スポット

大野亀でトビシマカンゾウを存分に満喫したあとは、佐渡島の人気観光スポットを訪れて島の魅力をさらに深く体験してみてください。
佐渡島には、世界遺産に登録された佐渡金山をはじめ、朱鷺色の羽で空を舞う天然記念物のトキなど、独自の歴史や自然を感じられるスポットが充実しています。
島内観光に外せない観光地を、大野亀から目と鼻の先にある絶景スポットも含めて、3つに厳選して紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
佐渡金山

佐渡金山は、江戸時代(1601年)から平成初期(1989年)まで、約400年の歴史を誇る日本最大の金銀山です。
2024年7月に「佐渡島の金山」として世界文化遺産に登録され、手工業による金生産の歴史を今に伝える貴重な文化財となっています。

なかでも、ぜひ一度眺めてほしいのが、佐渡金山のシンボル「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」です。
山頂から手作業で金を掘り進めた跡で、山頂部の割れ目は、幅約30m・深さ約74mの巨大な採掘跡を観賞できます。
「道遊の割戸」の周辺は自然に囲まれた広場になっており、鳥のさえずりが響く静かな癒しの空間が広がります。
また、佐渡金山の展示室内では、金採掘作業の様子や小判制作の行程を学んだり、実物の純金延べ棒に触れたりと、佐渡金山の歴史を体験してみてください。
公式サイトによると、2025年12月以降、売店・資料館・見学コースが一部休業するようです。
訪れる際には、あらかじめ公式サイトで営業状況をご確認ください。
基本情報
- 住所:新潟県佐渡市下相川1305
- 営業時間:【4月~10月】8:00~17:30(最終入場16:00)【11月~3月】8:30~17:00(最終入場15:30)
- 休館日:年中無休
- アクセス:
【車】両津港より約60分
【バス】両津港より路線バス「本線(佐渡金山前行き)」で約1時間15分、「佐渡金山前」バス停で下車すぐ - 駐車場:あり
- 公式サイト:史跡「佐渡金山」
トキの森公園

トキの森公園は、1999年に日本で初めてトキ(中国より贈呈)の人工繁殖に成功した「佐渡トキ保護センター」に隣接する人気観光スポットです。
トキの森公園の見どころは、トキのはく製や標本、映像資料が展示されている「トキ資料展示館」と、大型ケージ内のトキを約2cmの至近距離で観察できる「トキふれあいプラザ」です。

佐渡島内では、500羽以上(2023年時点)のトキが野生で暮らしていますが、野生で目にする機会は極わずかです。
参照:新潟日報「野生下トキの生息数532羽…放鳥以降で初の減少、営巣林内の過密化で繁殖低下か」
実際、当ブログの筆者は佐渡に2年間居住したうち、野生のトキに出会えたのはわずか3回です。
短い旅行期間中に野生のトキに出会うのはかなり難しいため、確実にトキに会いたい方はぜひ訪れてみてください。
基本情報
- 住所:新潟県佐渡市新穂長畝383-2
- 営業時間:8:30~17:00(最終入場16:30)
- 休館日:月曜(3月~11月までは無休)、年末年始
- アクセス:
【車】両津港より約20分
【バス】両津港より路線バス「南線」で約25分、「トキの森公園」バス停で下車(徒歩約1分) - 駐車場:あり
- 公式サイト:佐渡市「トキの森公園」
二ツ亀

二ツ亀(ふたつがめ)は、「沖の島」と「磯の島」が並んだ亀のように見えることから名付けられた小さな島です。
大野亀とともに『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で二つ星を獲得し、佐渡屈指の景勝地として知られています。
また、二ツ亀は潮の満ち引きにより景色が変わることでも有名で、訪れるタイミングによっては岸から島まで続く砂の道が現れる神秘的な景観を眺められます。
さらに、二ツ亀近くの「二ツ亀海水浴場」は、『日本の海水浴場100選』にも選ばれており、佐渡随一の透明度を誇る美しい海も有名です。
二ツ亀は大野亀から車で約5分の距離にあるため、大野亀でトビシマカンゾウを思う存分満喫したあとは、ぜひ二ツ亀の透明な海に癒されてみてください。
基本情報
- 住所:新潟県佐渡市鷲崎
- 営業時間:終日
- 定休日:なし
- アクセス:
【車】両津港より約45分
【バス】両津港より路線バス「内海府線」に乗車し「二ツ亀」バス停で下車(徒歩約10分)※土日祝の「内海府線」は予約制 - 駐車場:あり
- 公式サイト:さど観光ナビ「二ツ亀」
佐渡島には、ほかにもぜひ訪れてほしい観光スポットがたくさんあります。
気になる方は、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
おすすめの観光スポットやグルメスポット、お土産店まで、詳しく紹介しています。
トビシマカンゾウを巡る1泊2日モデルコース

せっかく佐渡島にトビシマカンゾウを見に訪れたら、島独自の歴史や自然を感じられるほかのスポットもぜひあわせて観光してみてください。
ここからは、トビシマカンゾウの群生地・大野亀を中心に、佐渡の主要観光スポットを巡る1泊2泊のモデルコースをご紹介します。
佐渡居住歴2年の経験を活かし、限られた時間で広大な佐渡の魅力を存分に満喫できるコースを考えてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
モデルコース【1日目】

9:25 新潟港 発(カーフェリー)
※東京駅からの始発新幹線で間に合います!
11:55 両津港 着
~両津港周辺でランチ~
~両津港周辺でレンタカーを借りる~
13:00 両津港 発
13:45 二ツ亀 着
14:15 二ツ亀 発
14:20 大野亀 着
15:20 大野亀 発
16:20 尖閣湾(尖閣湾揚島遊園)着
17:20 尖閣湾(尖閣湾揚島遊園)発
17:50頃 相川地区の宿泊先着
※HOTEL OOSADO(旧ホテル大佐渡)・ホテル万長・HOTEL AZUMA(ホテル吾妻)
などが人気です。
モデルコース【2日目】

9:00 相川地区の宿泊先 発
9:10 北沢浮遊選鉱場跡 着
9:40 北沢浮遊選鉱場跡 発
9:50 佐渡金山 着
11:20 佐渡金山 発
~大佐渡スカイラインのドライブ~
11:50 交流センター白雲台(展望台)着
12:20 交流センター白雲台(展望台)発
~大佐渡スカイラインのドライブ~
12:50 鮨 長三郎 着
~絶品寿司とラーメンが名物です~
13:40 鮨 長三郎 発
13:45 トキの森公園 着
14:45 トキの森公園 発
15:00 両津港 着
~レンタカーを返却し、お土産選び~
16:05 両津港 発(カーフェリー)
18:35 新潟港 着
※新潟駅発の最終新幹線に余裕で間に合います!
まとめ
トビシマカンゾウの日本一の群生地・大野亀では、例年5月下旬から6月上旬に見頃を迎えます。
佐渡島と山形県の飛島など日本でも限られた地域のみで花開く可憐な花は、人生で一度は堪能したい特別な絶景です。
草原をおおい尽くす黄色の華やかなトビシマカンゾウは、佐渡島の美しい海の景色と織りなす離島ならではの神秘的な光景を創り出します。
佐渡島のパワースポット・大野亀の神聖で壮大な雰囲気に包まれながら、ぜひ期間限定で咲き誇るトビシマカンゾウを眺めてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※情報は、執筆当時のものです。


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