目次
佐久島について
皆さんは、愛知県にある「佐久島」をご存じですか?
珍しい紫色の海岸がある、自然に癒されるアートの島です。
この記事では、佐久島の見どころや島へのアクセス等の情報を、実際の体験をまじえてご紹介します。
「佐久島への旅行の予定がある」「一人旅をしてみたい」「島旅で癒されたい」
という方に、ご覧いただきたい内容です。
佐久島へのアクセス
佐久島までは、西尾市の一色港から高速船に乗って行きます。
一色港~佐久島(西港)までは約20分、佐久島(西港)~佐久島(東港)までは約5分です。
渡船料金:大人(中学生以上)830円 小児(小学生)420円
寒い時期ということもあるのか、船は空いていました(1月下旬)。地元の方のほうが多かったです。
一色港まではバスが便利!
一色港までは、西尾駅からのバスが便利です
(片道約30分・運賃200円)。
ただし、1日5便と限られるので「帰ってきたのにバスがもうない!」ということが無いようにご注意ください。
(一色港からの最終バスは18:00発。佐久島発17:15発に乗船する必要あり。※土日の場合)
※詳しくは、名鉄東部交通のホームページよりご確認ください。
なお、タクシーや自家用車でも行けます(無料駐車場あり)。
佐久島の港
佐久島の港は、西港と東港があります。
各港から行きやすい観光スポットを表にまとめました。
どちらの港を利用するか迷っている場合は、参考にしてみてください。
西港 | 東港 |
---|---|
おひるねハウス | イーストハウス |
黒壁の西集落 | 新谷海岸(紫色の砂浜) |
弁天サロン | 大島 |
行きは東港で下船し、帰りは西港から乗船するということも、もちろん可能です。
レンタサイクルは、各港に店舗がある場合は、どちらでも返却OKなことも。
※詳細は、ご利用のレンタサイクルのお店にご確認ください。
島内の移動
島内は、徒歩か自転車での移動となります。
バスやタクシーはありません。
大きな島ではないので、西港~東港間は、徒歩でも30分程度です。
主な観光スポットを回っても、半日で十分楽しめます(自転車利用)。
徒歩でも問題ないと思いますが、滞在時間が少ない場合や効率的に回りたい時は、自転車がおすすめです。
レンタサイクルのお店は、西東港・東西港それぞれの周辺にあります。
「レンタル自転車 愛ランド」さんは、西港・東港それぞれに店舗があり、どちらでも返却することができます。
当日まで徒歩か自転車か迷っていたため、予約なしでの利用でしたが、問題なくレンタルさせていただきました!
※営業日時や料金等の詳細については、お店へご確認ください。
おすすめスポット
新谷海岸(にいやかいがん):紫色の砂浜
この旅で一番の目的は、この紫の砂浜を見に行くことでした!
ほんのり赤みがかった紫色の砂浜です。
旅先でたくさんの海に行きましたが、色が付いた砂浜を見るのは初めてです。
ムール貝やウチムラサキ(大あさり)のカケラが砂に混ざって、紫色の砂浜になったとのこと。
今まで、砂浜は黒か白だと思っていたので、人工的でなく自然からきた紫色だと知ると、わくわくしました。
また、行く前は「紫色の砂浜」への興味でいっぱいでしたが、実際に行ってみると、海のきれいさに驚きました。
海水の透明度が高くて、透き通った色の海にも感動します。
今回は、島での時間をゆっくりと過ごすため、一人旅で行きました。
寒い日ということもあってか(1月下旬)、海岸で過ごした時間はほとんど誰もいなかったので、独り占めです。
波の音の中で景色を眺めたり、砂を近くで観察したりして、1時間半くらいゆっくり過ごしました。
島旅は、一人でゆっくり過ごすことができるのも魅力ですね。
紫色でロマンチックな雰囲気もあり、カップルで訪れても素敵な時間が過ごせそうです。
おひるねハウス
佐久島といえば!というアート作品です。
黒い色は、佐久島内の「西集落の黒壁」がモチーフになっているとのこと。
アートに触れながら、海辺の景色や波の音を感じることができるので、アートの島ならではの経験ができます。
作品に座って、写真撮影も可能です!
(混雑している時は、みんなの注目の的になること間違いなしなので、ほどほどに。)
イーストハウス
こちらも、佐久島を代表するアート作品です。
大島へ向かう桟橋の途中にあるので、大島に向かいつつ楽しむことができます。
真っ白なイーストハウスと海の色のコトンラストで、とても写真映えするスポットです!
おひるねハウスと同様に、実際に作品に座ったり階段を登ったりすることができます。
黒壁の西集落
海の潮風から家を守るために、コールタールが塗られた家が建ち並ぶ集落です。
集落内の路地は迷路のように入り組んでいるので、うっかり迷子にならないようにお気を付けください…
曲がりくねった細い路地は、時代劇に出てきそうな歴史的な雰囲気を感じます。
※集落内は、自転車を降りて歩きます(※駐輪場あり)
カモメの駐車場
大浦海水浴場の一角にあります。
石積みの堤防の上にある、カモメを模した風見鶏のアート作品です。なんと60羽あるとのこと。
清々しい海風を感じられるスポットでした。
西港~東港の間にあるので、島内めぐりの途中にぜひ立ち寄ってみてください。
大島
大島の里づくりのシンボルとされる、梅園があります。
梅園の小道には、タイルが埋め込まれた飛び石があり、様々な模様のタイルが並びます。
アート作品の「佐久島のお庭」は、佐久島の縮図として、佐久島の山々や本土に続く海の道が表現されています。
タイムスケジュール(半日)
当日は、地方から東京を経由して向かいました。
行きは11:30一色港発、帰りは17:22佐久島(西港)発の高速船を利用しています。
約5時間の滞在で回ったスポットと順路は、以下の通りです。
東港→イーストハウス→大島→新谷海岸(紫の砂浜)→東港→カモメの駐車場→黒壁の西集落→おひるねハウス→波ヶ崎の灯台→島の市→西港
自転車で移動し、途中で神社や他のアート作品にも少し立ち寄っていますが、時間的にはまだゆとりがありました。
半日でも十分、楽しむことができる島だと思います。
観光シーズン
佐久島は、春夏秋冬どの時期に行っても、それぞれの楽しみ方があります。
暖かい季節は、海水浴や漁船体験などの島らしい体験が、
冬は、その時期にしかないお祭りやお花(梅や椿など)を見ることができます。
※冬の服装について
天気が良い日でも、冷たい潮風が吹くので、寒いです。
特に自転車は手が冷えるので、手袋を持参して正解でした。ダウンジャケットなど、普段よりも暖かい服装をおすすめします。
注意事項
島内には、コンビニやスーパーはありません(食堂やカフェ、個人商店、島の市があります)。
郵便局とATMはありますが、平日のみの営業ですのでお気を付けください。
まとめ
佐久島は、自然にも癒されるアートの島です。
静かな時間が流れるので、ゆったり一人旅をするのにも最適です。
日常のストレスから解放され、ぼーっとする時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。