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おがさわら丸とは?航路・所要時間・揺れ防止装置

「東洋のガラパゴス」と称される固有種の宝庫・小笠原諸島への旅行で、ハードルが高いと感じる理由のひとつが、おがさわら丸での長時間の船旅です。
東京・竹芝桟橋から父島・二見港までを結ぶこの船は、遮るもののない外洋を航海するため、季節や海況によっては大きく揺れ、船酔いしてしまう人も少なくありません。
そこでこの記事では、実際に小笠原諸島を一人旅した筆者が、おがさわら丸の揺れ具合や船酔い対策について徹底解説します。
船酔いを避けて、世界自然遺産の島・小笠原諸島へ向かう船旅を快適に楽しむための方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、おがさわら丸の役割や航路、所要時間、船内に備えられた揺れ防止装置について、一つずつ見ていきます。
おがさわら丸は小笠原諸島へ向かう唯一の定期船

おがさわら丸は、小笠原海運が運航する本土と小笠原諸島を結ぶ唯一の定期船です。
小笠原諸島には空港がなく、父島や母島へアクセスするには、おがさわら丸に乗るか不定期で島へ寄港するクルーズ船で行く以外にありません。
多くの旅行者が利用するのがおがさわら丸で、長時間の船旅は小笠原旅行の楽しみである一方、「船酔いしないだろうか?」といった不安を抱く方も多いです。
現在就航しているおがさわら丸は2016年に就航した3代目の船で、総トン数約11,035トン、旅客定員894名の規模を誇ります。
船体には揺れを軽減する機能が備わっているものの、外洋を長時間航行するため、まったく揺れないとは言えず、万全な船酔い対策が快適な島旅を実現する鍵となります。
参照:小笠原村「交通と通信」
おがさわら丸の航路・所要時間:東京・竹芝桟橋~父島・二見港

おがさわら丸の航路は、東京・竹芝桟橋から父島・二見港までの約1,000kmを結ぶルートです。
往路は竹芝旅客ターミナルを11:00に出港し、翌日の11:00に父島・二見港へ到着するのが標準的なスケジュールとなっています(復路は15:00父島発・翌15:00竹芝着)。
往復ともに片道の所要時間は約24時間で、定期運航時は途中の寄港地がないため、出港から到着まで太平洋上をひたすら進みます。
乗船してしまえば到着まで海上で過ごすことになり、一度船酔いで体調を崩すと、下船まで苦しむ可能性も。
そんな風に聞くと不安に感じるかもしれませんが、運航スケジュールを知っておくだけで、酔い止め薬を飲むタイミングや船内での過ごし方もイメージしやすくなります。
参照:小笠原海運株式会社「よくある質問」
おがさわら丸の横揺れ防止装置「フィンスタビライザー」とは?

おがさわら丸には、横揺れ防止装置「フィンスタビライザー」が搭載されています。
「フィンスタビライザー」とは、船底から両脇に張り出した翼(フィン)を使い、波による横方向の揺れを軽減する装置のことです。
おがさわら丸の運航ルートは黒潮(日本海流)という強い海流を横切るため、揺れをできる限り抑えるこの装置は、快適な船旅を支える心強い設備となっています。
ただし、「フィンスタビライザー」を備えたことで揺れが大幅に軽減されているとはいえ、遮るもののない外洋に出れば一定の揺れは避けられません。
そのため、船酔いを避けて航海を楽しむには、横揺れ防止装置を安心材料にしながらも、これから紹介する船酔い対策もあわせて行うことが大切です。
参照:小笠原海運株式会社「よくある質問」
おがさわら丸はどのくらい揺れる?揺れやすい時期と実体験レビュー

おがさわら丸の基本情報や横揺れ防止装置について解説しましたが、船酔いを心配する方にとって、一番気になるのは「実際どのくらい揺れるの?」という点ではないでしょうか。
結論から言うと、揺れ方は季節や海況によって大きく変わり、「波が穏やかだった」と感じる方もいれば、反対に「かなり揺れた」と感じる方もいます。
ネットで検索して「揺れがひどい」という声を目にすると不安になりますが、揺れが起こりやすい時期や理由をあらかじめ知っておけば、必要以上に心配する必要はありません。
以下では、おがさわら丸の揺れの実態や、乗船した際のリアルな感想を詳しく紹介します。
おがさわら丸が揺れやすい時期:季節・天候・台風の影響

おがさわら丸が揺れやすい時期は、主に8月~10月の台風シーズンと、海況が不安定になりやすい冬(11月〜2月頃)です。
台風発生時の強風や冬型の気圧配置による強い北風(季節風)が吹くと、海上に高い波やうねりが発生し、船体が大きく揺れる原因になります。
一方で、3月~6月は比較的海況が穏やかで揺れにくい時期と言われており、船酔いが心配な方はこの季節を選んで小笠原旅行の計画を立てるのもおすすめです。
ちなみに、私は4月下旬に乗船しましたが、台風が接近していた影響で想像以上に強い揺れを感じました。
そのため、揺れやすい・揺れにくい時期はひとつの目安として参考にしてみてください。
参照:HISエコツアーデスク「【小笠原】ベストシーズンはいつ?目的別の狙い目完全ガイド」
参照:気象庁「伊豆諸島および小笠原諸島への接近数」
おがさわら丸が揺れやすいのはなぜ?東京湾と外洋での揺れ方の違い

おがさわら丸が「揺れやすい」と感じる方が多い理由は、遮るものがない太平洋の外洋を進むためです。
実際、東京湾内(竹芝桟橋出港後・到着前約2~3時間)を航行している間はほとんど揺れを感じず、外洋に出たあたりから急に大きな揺れを感じはじめたのを覚えています。
外洋に出た後は、聟島列島(むこじまれっとう)の隣を通過する頃(二見港到着前・出港後約1時間30分~2時間)までは揺れやすく、それ以降は父島に近づくにつれて揺れも落ち着いてくる印象です。
このような揺れ方の変化を知っておくと、東京湾内にいるうちに船内設備の確認や酔い止め薬の服用を済ませておくなど、事前の船酔い対策にもつなげやすくなります。
なお、船内では中央付近・低層階ほど揺れを感じにくい傾向があります。座席選びのポイントは、後ほど「酔いにくい座席を選ぶ:船体の中央付近・低層階が基本」で解説します。
おがさわら丸に初めて乗船した感想:「思ったより揺れる!」

私がおがさわら丸に初めて乗船して感じた正直な感想は、「思ったより揺れる…」です。
大型の船体や横揺れ防止装置「フィンスタビライザー」の存在から、勝手に「意外と揺れないかも?」とイメージしていましたが、考えが甘かったです(^^;)
また、私は佐渡島行きのカーフェリーをはじめ、小豆島・久高島・佐久島などの島巡りでこれまで何度も船に乗ってきましたが、おがさわら丸の揺れが一番大きく感じました。
ただ、私が乗船したのは、小笠原諸島に台風が接近していたタイミング。
特に往路は、二見港到着が30分遅れるほど海況が荒れていた(到着後に地元の方が心配してくださるほど)こともあり、その影響も大きかったようです。
台風シーズンや冬季でなければ、揺れの大きさはある意味「運」にもよるため、過度に心配する必要はありません。
しかし、初めて乗船する際は「想像以上に揺れた」と驚く方も多いので、ある程度揺れることを覚悟しておくと、実際に揺れを感じたときも落ち着いて過ごしやすいと思います。
酔い止め薬の服用は船酔い対策の代表!選び方と服用方法

おがさわら丸での船酔いが心配な方にとって、酔い止め薬の活用は最も手軽で効果的な対策のひとつです。
船酔い対策では、揺れを感じる前に酔い止め薬を服用することで、船酔いのリスクを大きく減らせると言われています。
ここでは、酔い止め薬の選び方や服用するタイミング、副作用や注意点について、実際の体験談を交えながら紹介します。
酔い止め薬の選び方と服用するタイミング

酔い止め薬は、1回の服用で効き目が長時間続く「アネロン」や、1日複数回に分けて服用する「トラベルミン」など、市販薬にもさまざまな種類があります。
効果が続く時間や服用回数、眠くなる成分の有無などをよく確認し、自分の健康状態や好みに合った酔い止め薬を選ぶことが大切です。
また、持病のある方やほかの薬を服用している方などは、かかりつけ医や薬剤師などの専門家に必ず相談して酔い止め薬を選びましょう。
酔い止め薬を服用するタイミングは、多くの製品で乗船の約30分前を目安に服用することとされており、揺れを感じる前に飲んでおくのが基本です。
ただし、それぞれの製品により異なるため、用法・用量をよく確認して正しく服用してください。
おがさわら丸の船内では酔い止め薬を販売していないため、事前にドラッグストアや竹芝旅客ターミナル付近のコンビニなどで準備しておきましょう。
ちなみに、島民の方からよく名前が挙がるのが「アネロン」です。長時間タイプの酔い止め薬として知られています。
酔い止め薬を服用した船旅の体験談|実際の服用状況の記録

おがさわら丸での船酔いについて、リアルな体験談を率直にお伝えすると、私はおがさわら丸で一度も船酔いすることはありませんでした。
酔い止め薬の効き目は、もともとの酔いやすさや薬と体質の相性などにもよるので、あくまでも私個人の体験談にはなりますが、以下では実際の服用状況を残しておきます。
先ほど「酔い止め薬は乗船前の服用が基本」と言っておいて恐縮ですが、私は乗船後、船室に荷物を置いた時点でゆったりとした揺れを感じたため、出港前の10:20頃に早々に服用。
11:00の出港後には12:00前から徐々に揺れはじめ、14:00前から翌9:30頃までは大きく揺れ続けていたため、1日3回上限の酔い止め薬を17:30と6:30にも念のため飲みました。
私はこれまでの船旅で酔ったことがなく、もともと酔いにくい体質であることに加え、後ほど紹介する「船酔いしない過ごし方」を徹底したことも功を奏したのだと思います。
酔い止め薬を服用する場合の副作用・注意点

酔い止め薬には、眠気などの副作用や併用できない薬、服用によって症状が悪化する恐れのある持病などがあるため、服用前に注意事項の確認は欠かせません。
ここでは、特に酔い止め薬の副作用の代表格である「眠気」について、おがさわら丸の乗船時に初めて服用した筆者の体験談を紹介します。
私が初めて酔い止め薬を服用した感想は、「何かすごく眠い!」です。
前日にきちんと睡眠をとっていたのですが、酔い止め薬が効きやすい体質なのか(?)昼夜問わず眠気に襲われたため、強制的にほとんど寝て過ごすことになりました。
ただ、後ほど「酔う前に寝る:揺れを感じる前に意識を飛ばす!」でも触れているように、酔いを感じる前に眠ってしまうのも船酔い対策では有効な方法のひとつです。
今思えば、酔い止め薬の副作用を利用して眠気に抗わずそのまま睡眠に入ったのも、船酔いせずに済んだ理由かもしれません。
ただ、船内を移動する際は、激しく揺れているとただでさえヨタヨタするので、副作用の眠気でぼーっとした状態と相まって転ばないよう十分注意しましょう。
おがさわら丸で船酔いしない過ごし方|座席・食事・気分転換

おがさわら丸で船酔いを防ぐには、酔い止め薬の服用に加えて、座席選びや食事、気分転換といった船内での過ごし方を工夫することも有効です。
酔い止め薬だけに頼らなくても、揺れにくい座席を選んだり、目や胃への負担を減らしたりすることで、船酔いのリスクをさらに抑えられます。
以下では、座席選びから食事の工夫、リフレッシュ方法まで、船内で簡単に実践できる船酔い対策を5つ紹介します。
酔いにくい座席を選ぶ:船体の中央付近・低層階が基本

船旅で揺れにくい場所を選ぶなら、船体の中央付近かつ低い階を意識するのが基本です。
船はシーソーのような動きで上下・左右・前後あらゆる方向に揺れており、支点に近い船体の中央ほど揺れ幅が小さくなる傾向にあります。
反対に、船首・船尾に近い場所や上層階ほど揺れが増幅しやすく、体感する揺れも大きくなりやすいです。
おがさわら丸では、船室のグレードと揺れにくさは必ずしも一致せず、比較的リーズナブルな2等船室が低層階に配置されています。
等級ごとの船室の階数や場所、設備については、以下の記事で詳しく解説しています。
各等級の料金や階数、アメニティなどを一覧表で分かりやすくまとめているので、ぜひ揺れにくい船室選びの参考にしてみてください。
スマホや本を見ない:画面や文字を追うと揺れを感じやすい

誰でも簡単に実践できる船酔い対策のひとつが、揺れている船内で画面や文字を見続けないことです。
揺れている中でスマホの画面や本の文字を見続けると、目から入る情報と身体が感じる揺れにズレが生じ、船酔いの原因になりやすいと言われています。
長時間の船旅だとついスマホや本で暇つぶしをしたくなりますが、船酔いのリスクをできるだけ避けるには、動画視聴や読書は少し控えめにするのがおすすめです。
その代わりに、外部デッキからどこまでも広がる海や星空を眺めたり、音楽・ラジオなど耳から楽しめるコンテンツを取り入れたりと、船旅を満喫する方法はいくらでもあります。
船内では有料のWi-Fiサービスもありますが、デジタルデトックスできる好機と捉え、船室でたっぷり眠ったりぼーっと過ごしたりと、のんびり船旅を楽しんでみては?
空腹・満腹を避ける:消化しやすい食事と腹八分目を意識!

乗船中の食事は、空腹にも満腹にもなりすぎない「腹八分目」を意識することが船酔い予防のポイントです。
空腹でも満腹でも酔いやすくなるため、乗船前は胃に負担をかけないよう、おにぎり・うどん・バナナなどの消化しやすいものを程よく食べておきます。
また、乗船中に空腹にならないよう、気軽に小腹を満たせる栄養食品やお菓子を船内に持参するのがおすすめです。
特に、揺れが激しいときや具合が悪いときは、船室から出るのも一苦労なため、船室で簡単に口に入れやすい食品があると重宝します。
船内に持ち込むのに最適な食品は「持参した軽食:ゼリー飲料・フルーツ・お気に入りのお菓子」でも詳しく紹介するので、合わせて参考にしてみてください。
適度にリフレッシュする:シャワーや外部デッキで風にあたる

もしも乗船中に気分が悪くなりそうに感じたら、余裕がある場合は軽くシャワーを浴びて気分転換するのもおすすめのリフレッシュ方法です。
船酔い対策としては横になって揺れを感じないようにするのが基本ですが、船室内にこもりっきりになると、かえって頭の中が船酔いへの不安でいっぱいになってしまうことも。
そんなときは、少し身体を動かしてシャワーでさっぱりすると、気を紛らわせつつ気分を切り替えられるのでおすすめです。
また、外部デッキで海風にあたりながら遠くの水平線を眺めることで、目から入る情報と身体が感じる揺れのズレを和らげやすくなり、船酔いの軽減につながるとされています。
ただし、海況が荒れている日は船内を移動すると転倒のリスクがあるほか、外部デッキが閉鎖される場合もあるため、その際は無理に外に出ず船室でゆっくり過ごしましょう。
酔う前に寝る:揺れを感じる前に意識を飛ばす!

船酔い対策の最たるものが、そもそも揺れを感じる前に眠ってしまうことです。
眠っている間は視覚からの情報が遮断され、目から入る情報と身体が感じる揺れのズレが軽減されやすいため、船酔いの予防につながります。
おがさわら丸は出港後しばらくは東京湾内(復路は小笠原諸島近海)を進むため、その間はほとんど揺れを感じません。
この揺れが少ない時間に横になっておくと、外洋に出て揺れはじめる頃には眠っていられる場合が多く、船酔いを予防しやすくなります。
前日はよく寝て体調を整えておくことも船酔い対策のひとつですが、船内ですんなり眠りにつくためには、「過度に寝すぎない」ことも大切です。
おがさわら丸で船酔いしにくい食事|船内レストラン・軽食

長時間の船旅では、何をどこで食べるかも船酔い対策の重要なポイントです。
おがさわら丸には船内レストランや展望ラウンジがあり、消化に良い食事やあっさりと食べやすいメニューを選ぶことで、船酔いのリスクを抑えやすくなります。
ここでは、船内レストラン「Chichi-jima」と展望ラウンジ「Haha-jima」でおすすめのメニュー、そして持参しておきたい軽食について紹介します。
船内レストラン「Chichi-jima」:父島産島塩ラーメン

おがさわら丸の4デッキには、船内レストラン「Chichi-jima」があり、定食・麺類・丼物などの多彩なメニューが揃っています。
なかには、うどんや単品の味噌汁など消化に良いメニューもあり、船酔いしやすい方にもぴったり。
また、体調に余裕のある方は、小笠原諸島の味を感じられる「父島産島塩ラーメン」もぜひ味わってほしい逸品です。
あっさりとした塩味のスープながら出汁のコクもしっかり感じられる一杯で、食欲があまり湧かないときでも無理なく食べられます。
ただし、揺れが大きい日や体調が優れないときは、無理にレストランまで移動せず、様子を見ながら利用しましょう。
展望ラウンジ「Haha-jima」:おにぎり・アップルパイ

7デッキにある展望ラウンジ「Haha-jima」は、レストラン「Chichi-jima」に次ぐ食事処で、軽食を中心に手軽に食事を楽しめます。
朝食の時間帯には、おにぎりやサンドイッチにスープ類を組み合わせたセットメニューが用意されており、がっつり食事を摂る余裕がないときでも食べやすいのが魅力。
また、船内で焼き上げるアップルパイはおがさわら丸の名物で、小腹が空いたときの軽食やデザートにも最適です。
窓から外の景色を眺めながら食事を楽しめる点も、気分転換をかねた船酔い対策として役立つでしょう。
ただし、展望ラウンジは7デッキと高層階にあり、海況によっては揺れを強く感じることもあるため、揺れ具合を見ながら利用するのがポイントです。
持参した軽食:ゼリー飲料・フルーツ・お気に入りのお菓子

レストランや展望ラウンジでの食事に加えて、軽食を自分で持参しておくと、体調に合わせて食べるものを調整できるので便利です。
特に、揺れが強い日はレストランや展望ラウンジまで移動する気力がないこともあるため、船室で手軽に口にできる食べ物を用意しておきましょう。
食欲のないときでもエネルギー補給しやすいゼリー飲料や、さっぱり食べられるカットフルーツ、食事代わりにもなる菓子パンや栄養バーなど――
自分に合った軽食を手元に用意しておくことが、船酔いで食事が摂れないときの備えになります。
また、お気に入りのお菓子をいくつか準備しておくと、食欲が落ちているときでも口にしやすく、気分を上げつつ小腹を満たせるのでおすすめです。
船内の売店でも軽食を購入できますが、早朝・夜間の営業時間外は利用できないうえ、品揃えも限られます。お気に入りのお菓子は、乗船前にコンビニなどで購入し、手元に置いておくのが安心です。
おがさわら丸で船酔い対策グッズ完全ガイド【5選】

おがさわら丸での24時間の船旅を安心して楽しむには、事前に船酔い対策グッズを準備しておくこともコツのひとつです。
服装や視覚・聴覚のケア、足元の準備まで、身の回りのグッズを整えておけば、揺れによる負担を減らし、船内で快適に過ごしやすくなります。
おがさわら丸への乗船前にそろえておきたい船酔い対策グッズを5つに厳選して紹介するので、参考にしていただければ幸いです。
リラックスできる服装:締め付けの少ないウェア

おがさわら丸の船内で過ごす服装は、身体を締め付けないゆったりとしたウェアを選ぶのが鉄則です。
長時間座ったり寝たりすることが多い船内では、ベルトやウエスト部分がきつい服はお腹まわりを圧迫し、気分が悪くなる原因になりかねません。
ウエスト部分がゴムやひも仕様のボトムスにゆったりめのカットソーを合わせ、気温の変化にも対応できるカーディガンやパーカーなどの羽織りがあると万全です。
乗船前は「パジャマって必要なのかな?」と疑問に思っていましたが、実際には本格的なパジャマ姿の方はほとんど見かけませんでした。
Tシャツやジャージを着ている方が多かったですが、船室内ではリラックスウェアやルームウェアに着替えて、身体をゆっくり休めるのも良いでしょう。
軽食・お菓子:食欲がないときや空腹を避けるのに

船旅中にいつでも気軽に食べられる軽食やお菓子は、船酔い対策グッズとして欠かせません。
空腹は船酔いの原因になりやすいと言われており、お腹が空く前に少しずつ口にできる食べ物を手元に準備しておくと安心です。
実際、私が乗船した往路便は揺れが大きく、動き回ると転倒や船酔いのリスクがあったため、夕食は持参した菓子パン・ゼリー飲料・お菓子(せんべいやグミ)で済ませました。
ほかにも、レストランや展望ラウンジ、売店の営業時間外に備えて、少し多めに軽食やお菓子などを準備しておくのがおすすめです。
自分の好きなお菓子であれば、食欲が落ちているときでも比較的口にしやすく、楽しみながら小腹を満たせます。
アイマスク:揺れを感じないよう視覚情報を遮断

おがさわら丸での船酔いが心配なときは、アイマスクで物理的に視覚情報を遮断するのも対策のひとつです。
船内や手元のスマホなどを見ていると視覚的に揺れを認識しやすいため、アイマスクを付けることで、目から入る「揺れている」という情報を意識しにくくなります。
また、アイマスクをすれば船内の明るいライト(夜間は消灯します)も遮られるため、ゆっくりと眠りにつきやすくなるのもメリットです。
揺れを感じる前に早めに休んでしまうためにも、視界を遮るアイマスクは、船酔い対策の心強い味方になります。
耳栓:波の音や周囲の音を遮断して快適な睡眠を

耳栓は船内の物音を遮り、快適な睡眠を実現するのに便利な船酔い対策グッズです。
とはいえ、乗船中は乗客の話し声やエンジン音はほとんど気にならず、比較的静かな環境でゆっくり過ごせました(一人旅の利用者が多い2等寝台だから?)。
ただし、私が乗船した便は往復ともにかなり揺れが大きく、時折「ドーン」という波の衝撃音が響き渡り、そのたびにドキッとしたのを覚えています。
そのため、耳栓を使えば周囲の音を気にせず、船酔いする前に眠りにつきやすくなります。
耳栓はアイマスクとセットになったトラベル用を1つ持っておくと、船旅だけでなく、今後の旅行で電車やバスを利用する際にも活用できて便利です。
スリッパ・サンダル:船内移動時に下を向く時間を減らす

おがさわら丸の乗船時は、脱ぎ履きしやすいスリッパやサンダルを用意しておくと役立ちます。
船内ではトイレやシャワールームなどへ移動する機会も多く、特にシャワールームにはバスマットがないため、揺れもあって靴下や靴の脱ぎ履きに意外と手間取りました。
また、靴を履き替えたり靴ひもを結んだりする動作は、うつむく時間が長くなりやすく、その姿勢が揺れと合わさって船酔いを悪化させることがあります。
スリッパやサンダルであれば、下を向く時間を最小限に抑えて素早く履き替えられるため、船内での移動もスムーズになります。
おがさわら丸の船酔い対策でよくある質問(FAQ)

おがさわら丸での船酔いは、酔い止め薬の服用や過ごし方の工夫、食事の準備など、さまざまな視点から対策できます。
ここでは、船内での酔い止め薬の販売状況や、実際に気分が悪くなったときの対処法など、船酔いを心配している方が乗船前に気になりやすいポイントを一つずつ解説します。
いざというときにも落ち着いて対応できるよう、おがさわら丸での船酔い対策でよくある質問を3つに厳選して紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
おがさわら丸の船内で酔い止め薬は購入できる?

結論から言うと、おがさわら丸の船内では酔い止め薬を販売していません。
船内売店「ショップドルフィン」や、休憩スペース「ミニサロン南島」の自動販売機などで酔い止めドロップは見かけましたが、医薬品である酔い止め薬とは異なります。
そのため、酔い止め薬は、乗船前にドラッグストアや竹芝旅客ターミナル近くのコンビニなどで忘れずに購入しておきましょう。
「酔い止め薬の服用は船酔い対策の代表!選び方と服用方法」でも触れているように、酔い止め薬はおがさわら丸での船酔い対策の基本として欠かせません。
24時間の航海を船酔いを抑えて快適に過ごせるよう、小笠原行きが決まったら、忘れないよういの一番に準備しておくことをおすすめします。
船内で吐きそうになったら?船酔い袋(エチケット袋)はどこ?

おがさわら丸では、船内で気分が悪くなった場合に備え、船内の至る所にエチケット袋が用意されています。
船室や食堂、喫煙室前の廊下など共有スペースを中心に、目につきやすい場所に設置されており、いつでも自由に利用できます。
船酔いしやすい方や海況が荒れている日に乗船する方は、気分が悪くなったときのために、1枚は手元に置いておくのが良いかもしれません。
私は念のため1枚もらいましたが、結局船酔いせず使わなかったため、ゴミ袋として活用しました。
初めておがさわら丸に乗船した際は、レストラン・売店・シャワールームなどの設備に加えて、エチケット袋の場所も事前に把握しておくと安心です。
船酔いしやすい人の父島到着後の過ごし方は?

船酔いしやすい方は、父島に到着した直後は、体調が落ち着くまで無理のないペースで過ごすのが優先です。
それでも、「限られた滞在時間を少しでも充実させたい!」という方は、個人的には陸のアクティビティに参加するのがおすすめです。
下船後は、身体にまだ揺れの感覚が残っていることがあります(私もしばらく揺れているような気がしていました)。
その状態で母島行きの「ははじま丸」に乗り換えたり、波の揺れを感じる海のアクティビティに出たりすると、体調不良を引きずる恐れも。
ウミガメと触れ合える「ウミガメ教室」や、亜熱帯の森での半日トレッキング、展望台からの絶景観賞など陸地での観光なら、身体を慣らしながら小笠原の魅力を満喫できます。
私は父島到着日の午後に小笠原海洋センターで開催される「ウミガメ教室」を選び、まだ揺れている感覚が残りながらも、ゆったり癒しの小笠原観光を楽しめました。
まとめ|船酔い対策を整えて、24時間の快適な船旅を!

おがさわら丸での船旅では、事前の準備と当日の過ごし方を工夫すれば、船酔いのリスクを最小限に抑えられます。
酔い止め薬を飲むタイミングや船内で過ごす場所の選び方、乗船中の体調管理方法など、ポイントを押さえておけば、片道24時間の船旅も安心して過ごせるはずです。
当日までに体調を万全に整えるのはもちろん、酔い止め薬や軽食など船酔い対策グッズも揃えて、小笠原諸島への特別な航海を存分に楽しんできてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※記事の内容は、乗船当時・執筆時点の情報です。






